スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

☆ココハナ2012年9月号 アシガール第九戦☆

アシガール9-1






アシガール9-2


荷台の上で寝ていた唯・・・ふっと目を覚まし起き上がる―――

  「 ? 」

足軽1「おっ やっと気づいたか 唯之助」

  「あれ? 私 どーしたの?」

足軽2「お前は戦場のど真ん中で寝ておったんじゃ!」

足軽1「わしらが見つけねば骸と一緒に焼かれるところじゃ」

  「ええ!?

     唯;((あ そーだった・・・ 私 死体見て 血の気が引いて・・・  はっ!!))

  「戦は どーなったの!? 若君様は無事!?

足軽1「戦は勝った 大勝利じゃ わずか二刻(ふたとき)ほどで勝敗は決したそうじゃ」

足軽2「 若君は無論ご無事 たいそうご活躍で真っ先に敵に攻めかかられたそうじゃ
     すでに帰路についておられ 今宵はこの先の寺にご一泊なさる
     わしらも今宵は寺の近くで野宿じゃ」

足軽1「戦勝祝の宴じゃ たらふく飯が喰えるな」

足軽2「おそらく酒も振る舞われるぞ」

  「・・・そっか」

     唯;((戦は勝った・・・ 若君様も無事  ・・・だけど 手柄を立てるどころか
      戦の間中ぶっ倒れてて 若君様をちらっとも見てないし・・・))

足軽3「こりゃ! 小僧!! 目が覚めたなら とっとと降りて自分の足で歩かぬか!!」




アシガール9-3

おにぎりをほおばりながら宴の輪の中にいる唯

  「あれ? 女の人がいる あっちは何なんですか?」

足軽1「遊女じゃ遊女 勝ち戦と聞いて集まって来たんじゃ
    皆 気前が良くなっておって 稼ぎ時じゃからの」

  「ゆ・・・遊女!? ほえ~~~~~」

     唯;((戦国時代は女の人もたくましいな~~~~))

足軽1「色気付くな 小童が!」

  「はあ?」

足軽1「あきらめろ 遊女を買えるのは小頭以上の足軽じゃ
    わしらなど 相手にされぬわい」

足軽2「いやわからぬぞ 女の方から惚れられるということもある
    『お前様ならお金などいらぬぞえ~~』ってこともある」

足軽1「そ・・・そうじゃのー 行くだけ行ってみるかの――」

  「ないない! 何 夢見てるの バカじゃない?」

アシガール9-4
  
     唯;((若君様・・・ あなたを守る守るって簡単に考えていきおいできちゃったけど・・・
      まるで何もわかってなかった・・・ 私 戦はもう無理っぽいかも・・・
      戦が あんなにも恐ろしいものだとは全然想像もしてなかった・・・))

  「グロすぎ  ううっ・・・ 若君様ぁぁ」

     唯;((もう 逢えないのかな・・・・・・))

?? 「あんた どうしたの? 泣いてんのかい? おや まだ童じゃないか
     そうか 初めての戦でつらい目に遭ったんだね」

アシガール9-5
  
  「いやっ・・・ いい! いいですから! わたっ わたしはっ 男ではあるけどもっ
    お金持ってないので!!」

?? 「なにを勘違いしておる あたしは遊女じゃないよ
     あたしは 猿楽一座の娘であやめ
     一緒に酒でも飲もうと言っているだけだよ」

  「あ・・・なんだァ でもダメですよ 寺の中にはまだ若君様がいるのに
    みんなで酔っぱらっちゃって! もし 今 敵が攻めて来たらどーするんです!」

あやめ 「おやまぁ 真面目だねぇ だけど中には見張りが大勢いるから心配いらないよ
     それに  その若君様とて 今宵ばかりは女の白い胸に抱かれてお休みさ」

  「えっ・・・そっ・・・それじゃ 若っ・・・若君様もっ
    遊女をっ・・・かっかっ買ったのっ!?

あやめ 「はあ? ほほっ まさか・・・ 遊女などが若君に近付けるものか
    寺の小坊主の話では元の領主の鐘ヶ江久政が 今宵自分の娘をさ
    若君の閨のお相手に差し上げるつもりだってことだよ」

  「ねやのおあいて って・・・なんかすごく不吉な感じがするけどっ
    どーゆーこと!?

あやめ 「だからさ 娘が若君様に気に入られ 側室にでもなれば
    お家の再興も叶うと考えてのことだろうよ」

  「側・・・室・・・ やっぱり・・・

     かねがえの娘許すまじ!! 」

あやめ 「えっ!? 何!? 何やろうっていうんだい!?
    まさかっ その娘を斬るつもりじゃ・・・」

  「斬りはしない 一晩静かに眠ってもらうだけ」

あやめ 「何をたわけたことを! 見つかればあんたが斬り捨てられるよ!」

  「だって 嫌なんだもん! そんな わけのわからん娘が 
    若右様の寝室に押し入るなんて嫌!
    絶対 嫌!!

あやめ 「わかんないのはあんただよ!それじゃまるで嫉妬に狂うた女子(おなご)のような・・・

あやめは唯の腕をつかんでとめようとする・・・

あやめ ・・・・・あんた   女だね?

     唯;(( ドキッ!!))



あやめ 「―――それじゃあ 若君様に逢いたい一心で 女の身で足軽になり 
     戦にでたというのかい?」

  「そうです」

あやめ 「やれまあ こんなうつけは初めて見たよ 
    健気というか 身の程を知らぬというか」

  「そりゃ 私は今んとこ 若君様に近付くこともできないけど
    でもとにかく ほかの女が近付くのは 全力で阻止する!!」

あやめ 「・・・・・へええ 面白いねぇ あんた気に入ったよ
     よし! あたしが手を貸してやろうじゃないか」

  「えっ・・・ ホント!?」

あやめ 「そのまま斬り込んだら すぐに捕えられて殺されるだけだ
    あたしに よい考えがあるよ そうじゃ どうせのこと 鐘ヶ江の娘を
    首尾よく眠らせたら 娘に成り代わってあんたが若君の閨にゆけばよい」

  「ええ!? ねやって・・・ねやって 寝室のことですよね!
    寝室のお相手って・・・・
    うぎゃ――――っっ! いきなりですか!!
    ・・・・あっ でも やっぱ無理だ――― このかっこだし それにこの髪だし
    すぐバレるでしょ・・・」

あやめ 「あたしにまかせな うちは猿楽一座だと話しただろ?
    着物もかつらも化粧も色々揃ってるんだ あたしがうまく化かしてやるよ
    こんな機会は二度とあるまい 若君様がお城にお戻りになったら
    おいそれと近付くこともできまい」

    唯;((確かに 若君のねやとかに入り込むチャンスなんてもう二度とないかも・・・))

  「よろしくお願いします!」





あやめ 「おや  驚いたこと こりゃ思うたより・・・・」

  「え? 思ったより美人にできたですか?

あやめ 「いや・・・ 思うたより・・・」

アシガール9-6

あやめ 「急げや! 若君様が娘と顔を合わせてかれでは手遅れじゃ」

  「はいっ!!」

     唯;((シャッ!! 鐘ヶ江の娘を倒して 私が若様のねやに行くんだァァァ!!」

【第十戦へ続く・・・】
スポンサーサイト
amazon
admax
プロフィール

まさみん

Author:まさみん
当ブログ画像の複製・転載は禁じます。(ここからの拡散を防ぐために・・・)

カレンダー
01 | 2015/02 | 03
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
他のブログ
ポチポチッとお願いします

FC2Blog Ranking

ご訪問者数
RSSリンクの表示
検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。