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☆ココハナ2013年2月号 アシガール第十四戦☆

アシガール14-1






アシガール14-2

若君 「・・・そちが 鐘ヶ江の娘のふくだと?」

ふき 「は・・・はい  あ・・・いえ ふきにございます」

驚く若君と小平太―――

若君 「・・・・・しかし 先夜 小垣の寺では・・・」

ふき 「申し訳ございませんっ あの夜は・・・若君様のもとへ参ります途中 急なめまいがして
    気を失うてしまいました お許し下さりませ」

若君 「・・・・・・」

小平太「・・・・・・」

ふき 「・・・あの?」

若君 「・・・・・ああ それは・・・病とは知らずに呼びつけてすまなんだ 下がってよい」

ふき 「いえっ 病というわけでは・・・」

若君 「下がって休め 体をいとわれよ」

ふき 「は・・・はい では奥にて 若君様のお越しをお待ち申しておりまする」





若君 「・・・おい」

小平太「・・・はい まるで別人でござりまするな」

アシガール14-3

若君 「かもしれぬの・・・・ いや あれは きつねではなく狸じゃ狸 ハハハ
    しかし 小平太・・・」

アシガール14-4

若君 「だが つまらぬわ」

小平太「は? はあ・・・」

若君 「・・・あの娘は何者であろうか」





アシガール14-5

おふくろ様「唯之助  それは・・・天野様の赤揃え」

  「はいっ」

おふくろ様「では まこと天野家に仕官がかのうたのか・・・ やれ まあ 驚いたことじゃ
      それで あの者(悪丸のこと)は?」

  「ああ アレのことは気にしないで下さい
    私を尊敬しまくって家来になるってきかないんですよ もうストーカーっス」

おふくろ様「それは また 変わり者じゃの」

  「天野家から支度金ってのをもらったんです・・・
    それで ご城下の市場でおみやげ買って来ました お米と――あずきと――
    あと おふくろ様にはコレ!!」

おふくろ様「これは・・・」

唯はおふくろ様にきれいな着物をおみやげに買ってきた

  「きれいでしょー きっと似合いますよ
    おふくろ様は村一番の美人なんだから もっとおシャレした方がいいですよ――」

おふくろ様「唯之助 そこへお座りなされ」

     唯;((ええ~~~~ なんで~~~~!?))

おふくろ様「お前は心得違いをしておる 武士の支度金というはな 少しでも良い槍や刀
    丈夫な布子(ぬのこ)などを買うて戦に備えるためのものじゃ
    それを このようにぜいたくな女子(おなご)の着物など買うて
    そのような生半な覚悟でお殿様や若君様のため お役に立てるとお思いか」

  「はい・・・ごめんなさい」

     唯;((ええ~~~っ 絶対喜ぶと思ったのに・・・))



その夜 みんなでお赤飯を食べながら―――

おふくろ様「・・・では また戦になるのですか?」

  「はい でも今回は若君のごばぜんを守る係なんでバッチリです」

おふくろ様「・・・・若君の御馬前を・・・・・・
      では 命を惜しまず若君様のため 存分にお働きなされ」

  「はい!!」

     おふくろ様;(( ほんに 変わった子じゃ・・・ どうか無事にお戻りなされ・・・・))




アシガール14-6

皆で列をなして歩いている中・・・唯は後ろを振り返り振り返りニコニコしていた・・・

足軽1「ええい! 人の顔ばかり見て胡乱(うろん)な小僧じゃ! まっすぐ前を見てあるけ!」

  「はい ごめんなさーい」

     唯;((いや おっさんを見てるんじゃなくて))

アシガール14-7

足軽1「何がそのように嬉しいのじゃ この小僧は・・・
    今度の戦はこれまでで最も厳しいものじゃというに」

  「は? どーゆーこと?」

足軽2「高山が北の野上衆と手を組んだのじゃ」

  「は? つまり?」

足軽2「羽木軍が小垣に出陣して城が手薄になった所を
    北側から野上衆が攻め入るという計画じゃ」

  「・・・・は!? それで!?」

足軽3「城の守備に大半の兵を割くゆえ 小垣への出陣はわずか千じゃ」

  「・・・・・・で? 高山軍の数は?」

足軽2「少なくとも三千」

  「はあ? 何それ! 千対三千ってこと? めっちゃヤバいじゃないですか!!」

足軽1「だから 厳しい戦じゃと言うておろうが」

  「そんなヤバい戦にどうして 若君様がみずから出陣しなきゃなんないのよ!」


そこへ・・・

小平太「ご自分から殿に申し出られたのだ」

  「自分からって・・・どうして?」

小平太「そういうお方なのだ 若君は―――
     決して戦は好まれぬが いざ 出るとなれば 臆されることはない」

     唯;((若君ステキ!男らしい!それもうカッコよすぎでござろーもん!
       超スキ! 超超スキ!! ・・・・っていやいやそれどころじゃない・・・・・
       若君様を守る前に私が死ぬやん! いったいどうしたら・・・))

空を見上げる唯―――― 

     唯;((  ))





若君 「見よ 高山が動いておるぞ」

家臣1「もしやっ 夜襲をかける気でしょうか?」

若君 「いや そうではあるまい 陣を左右に広げておる
    兵の数で勝っていると知り 鶴翼の陣形を敷いて包囲するつもりじゃ
    おそらく 夜明けと共に一気に攻めかかって来よう」

小平太 「怖いのか 源三郎?」

家臣1「なんのっ 武者震いでござる!」

若君 「ハハ・・・ 勇ましいの 敵は必ずここで食い止めねば
    陣内に攻め込まれては 田畑を踏み荒らされ 皆が飢えることになる
    何としても 止めねばならぬぞ」

小平太、家臣1 「ははっ!!」

その後方の草むらの中で・・・・

     唯;(( ははっ!! ドントウォーリーマイハート  マイ スイートハート
      うっかり忘れるとこだったけど 開戦前夜の今宵は 満月でござった!
      三千の高山軍ごとき 21世紀の科学の力でなんとかなります!
      絶対なんとかします(尊が) ))

そう言って唯は  タイムマシーンの起動スイッチの刀を鞘から引き抜いた

アシガール14-8

     若君;((・・・・・いや まさか  馬鹿なことを))

小平太 「いかがなされました?」

若君 「何でもない」

【第十五戦へ続く・・・】
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