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☆ココハナ2013年12月号 アシガール第二十三戦☆

アシガール23-1






アシガール23-2

  「どーしたの その制服?」

  「知り合いにいただいたのよ 尊の高校を去年卒業した息子さんのいる人
   あんたにはまだ大きいからしまってあったんだけど 若君にぴったり ウフフ」

  「ふーん・・・」

     尊;((若君が着たとこ見たかっただけだな
      若君がこっちに来て3週間 退院してから1週間がたった
      
      若君の傷もほぼ全快したようだ そして僕は…夜明け前に目が覚めるようになった))

早朝、庭では若君が竹刀を持って鍛錬をしている

  「おはようございます若君 あまりやり過ぎると傷に良くないですよ」

アシガール23-3

  「おしぼりと冷たいお茶です」

     尊;((そして当然のように小姓状態だ…))

アシガール23-4

     尊;((なんか家臣たちの気持ちは少しわかるかも…))


隣のじい速川さん!!速川さん!! ちょっと来てくれ!!」

若君 「?」

  「あ… げっ!!」

  「はっ… は~~い…  やだ~~~今度は何かしら…

隣のじい「見なさい!! お宅の木の落ち葉がまたうちの庭に!!」

  「すみません… そちら側の枝は全部切ってもらったんですけど… すぐに掃除を…」

尊はそっと若君に

  「となりのおじーさん 口うるさいんで近所でも有名なんです
   昔大学教授だったようで とにかくえらそーで・・・」

若君はスクッと立ち上がり 隣のじいのところへ

若君 「これ じい よい歳をして物のわからぬことを言うものではない」

隣のじい「なっ… 何…だと!?」

若君 「草木の心じゃ じい 
    人の勝手で設けた境界など この木の与り知らぬこと 伸びるも散るも木の思うままじゃ
    されどもし 人に切り倒されても 恨み言ひとつ言わぬであろう
    人生の終焉を前に 人もまた草木の心を持ちたいもの…と 
    これはわしのお祖父様が生前申されたこと じいも晩年を迎えその心を身につけるがよいぞ」

隣のじい「・・・・・・・・ふーむ これは いやはや… 
    若いのになかなか深いことを言われますな これは恐れ入った」

     尊;((えっ 恐れ入ったの? 
     よく聞いてみれば寿命が近いって意味のことを数回言われてたのに!!
     だけど さすが若君 現代のじいまでできちゃったよ  
     それにしてもどうしてこんなに落ち着いていられるんだろう
     目が覚めたら突然『ここは四五〇年後だ』なんて言われたら 
     僕ならきっとパニくって大泣きするかもなー))


数日後―――

若君 「尊 わしの傷もすっかり癒えた そろそろ戻らねばならぬ
    ここより城までは幾日ほどかかろう? 明日にも発ちたいが 
    羽木領まではよほど遠いのであろうか」

  「・・・えっ」

     尊;((え―――っ それじゃ… あの時は僕の話を黙って聞いてたけど
     全然信じてなかったの!?
     …まあ そりゃそうだ 時空を超えて未来へ来たなんて信じるわけないか))

  「・・・・・・・・」

若君 「 ? 」

  「若君 ついて来て下さい 見ていただきたい場所があります」


アシガール23-5

若君 「あれは良いの」

     尊;((えっ? 女子高生が?))

若君  「欲しゅうなった わしにくれ」

  「それはちょっと! さすがに調達できませんから!!」

若君  「わかっておる  しかし速いの いかにしてあのように速う走るのか」

     尊;((あ・・・ ああ・・・ 車ですか―――))

若君  「馬が引いてるわけでもなし 中に馬は収まらぬ では犬が――」

  「犬は入ってません

若君  「ところで尊 見せたい場所というのはまだか」

アシガール23-6


若君  「これはっ… まさか 長い時を経た跡はあるが・・・・・これは 紛れもなく」


アシガール23-7

  「・・・・・若君」

若君  「尊 唯はわしを救うために永禄の世に行ったと申したな?」
    
  「え・・・・はい」

若君  「では・・・・わしの死が近いということか」

  「!!・・・・・  いえっ・・・ それは・・・」

若君  「羽木家はどうなる? 父上は? まことのことを申せ」




  「それで 全部話したのか?」

  「どうして!! そんなこと知らせる必要ないじゃない!」

  「だけど… 僕は本当のことを知ってそうならないように頑張ってほしいと思ったんだ」

  「なるほど それもそうか」

  「・・・・でも ショックでしょうねー かわいそーよー
    帰ってからしゃべらないし―― 部屋から出てこないのよ――」

  「しばらく そっとしておいてあげよう」

アシガール23-9


唯の部屋から若君の笑い声が聞こえてきて驚く尊

     尊;((な なんで笑ってんの~~~~!?))

  「若君… 大丈夫ですか?(頭は)」

若君  「のう 尊 唯はわしの命を守るため 四五〇年前に行ったのだと言うたの?」

  「はい」

若君  「では 唯は歴史を変えることができると考えておるのじゃな?」

  「いや――何も考えてないでしょう
   姉は『できるかできないか』じゃなくて『やる』って人です」

アシガール23-8

  「若君! そーですよ! その意気です!!」

若君  「それで いつ戻れるのじゃ?」

  「次ぎの満月だから7日後ですね」

若君  「7日か・・・」

  「消えた時と同じ場所へ 約3分後に戻れます」



戦国時代の唯は―――

     唯;((しかし 3分どころかもうかるく1時間はたったのに・・・若君が戻らない!!
      なっ・・・何で?どーしちゃったの!?若君様――!!))
【第二十四戦へ続く・・・】
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