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☆ココハナ2014年10月号 アシガール第三十二戦☆

アシガール32-1








アシガール32-2


成之 「お前 この薬 試したことはあるのか?」

如古坊「無論でござる 奥女中のたか殿にまず飲ませました」

成之 「で?首尾は?」

如古坊「あと一歩の所で逃げられました」

成之 「・・・・・役に立たぬ生臭坊主めがっ まがい物をつかまされたな」

如古坊「まあまあ 今しばらく様子を見ましょうて」




天野邸から御座所に戻って来た若君

若君 「小平太   小平太はおらぬか!」

小平太「はっ ここに」

若君 「唯之助が来なかったか?」

小平太「は? いいえ 唯之助など来ておりませぬ
    そんなことより 若君 どこの女子のもと知りませぬが お一人で出られるのはおやめ下され」

若君 「唯之助が今どこにおるか知らぬか?」



アシガール32-3


門番 「『待て それは 唯之助ではないか いかがしたのじゃ?』と聞いたところ
    『明るいうちから酒を食ろうて酔いつぶれてござるよ なむなむ』 と言っておりました」

若君 「・・・・・は?」

小平太「たわけ者め 新参のくせにけしからん奴でござりますな」

若君 「その坊主とは何者じゃ?」

門番 「如古坊にござります 成之様が寺から連れて来られた坊さんで」

     若君;((兄上が?))

小平太「あ!! 若君!! どちらへ!?」





その頃 成之の所で寝こけていた唯がやっと目をさました

  「? あれ? 何だここ? どこだっけ? 何がどーしたんだっけ・・・?」

     唯;((な…なんか胸が苦しい… 顔が火のように熱くて鼻息が荒い 
       目がかすんで足に力が入らない

唯がよろよろとしながらも 隣の部屋へ移動すると 寝ていた成之が気配で目をさます

成之 「ふん やっと目覚めたな やはり ただの眠り薬であったか もう下がってよい」

  「若君様~~~~」

薬の影響のためか唯には 成之が若君に見えていた

     成之;((目がうつろ…錯乱しておるな なるほど これは気の惑う薬か))

成之 「いかにも忠清じゃ 唯之助 近う参れ」

  「はい!!」

その時 外から・・・

若君 「兄上 忠清にござる お尋ねしたきことがあります よろしゅうござるか
    兄上  ・・・・・・・・」


アシガール32-4


成之 「これは これは 忠清殿」


アシガール32-5


若君 「いえ・・・ ご無礼いたした 出直して参ります」

若君は唯の腕をグイッとひっぱる


アシガール32-6


成之 「別段 無理強いしたわけではござりませぬゆえ」

若君たちが出ていくと 奥から如古坊が出てきた

如古坊「惜しいところでござったの」

成之 「いやいや 忠清のあの顔は見物であったわ あのようにむきになって くっくっ」




若君に腕を引かれて歩いていると 唯はやっと正気をとりもどした

  「? あれ? 若君? な…何があったんですか?
    頭がグラグラして何も覚えてないんですけど 
    あっ そうだ 大事な話があったんですよ あの成之のやつが・・・」

若君 「たわけ!!それほど酔うなど軽はずみなふるまいをするな!」

  「え・・・・・・あの・・・?」

若君 「わしは お前を必ず無事に帰すと約束したのじゃ 
    次の満月まで勝手に出歩いてはならぬ    小平太!」

小平太「は!」

若君 「唯之助を連れて屋敷へ戻れ」

小平太「・・・・・・は」

若君 「当分外へ出すな」

  「若君っ」

     唯;((ええ――――? 若君なんかすごく怒ってる 何で――? 何怒ってんの!?))




御座所でボーッとしている若君のところへじいがやってきた

じい 「若君 いかがなされた? ここ数日気がふさいでおられるご様子じゃと耳にしましての」

若君 「いや 何もない」

じい 「・・・・・ 女子(おなご)じゃの」

若君 「違うわ」

じい 「しかし 若君を悩ますほどの女がどこにおるのやら」


アシガール32-7


若君 「小平太!」




塀の穴から女たちの湯浴みをのぞいていた如古坊のところへ・・・

小平太「お前が如古坊か 
    忠清様がお前にお尋ねになりたいことがおありじゃ ついて参れ」




若君から外出禁止令を出された唯は 天野邸の庭で涙をこぼしていた

     唯;((若君があんなに怒るなんて… 自分が何をやらかしたのか全然わからんし…
       まあ 怒った顔も超素敵だったけど…))

孫四郎「ゆいのしゅけ かたぐるませい! かたぐるませい!」

  「え~~ かんべんしてよー」

唯の背中によじ登ろうとする孫四郎・・・すると後ろから ヒョイと孫四郎を抱き上げる手が――

  「わ・・・若君!!」


アシガール32-8


若君 「・・・・・唯 明日は満月じゃの」

  「あ そーでしたー」

若君 「お前が帰るのを見送ろう 明晩迎えに来る」

  「え・・・でも こっちで待ってると3分で戻って来るんですよー」

若君 「・・・・・・・ そうであったの・・・・  唯 ひとつ頼みがある 
    できれば ふくになったあの夜のように お前の女姿を今一度見たい」

  「はいっ」

     唯;((ヤッホ―――! おしゃれしてデートだ―――!!))

【第三十三戦へ続く・・・】

ココハナ2014年9月号ではアシガールは休載でした
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