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☆ココハナ2015年2月号 アシガール第三十六戦☆

アシガール36-1
(ネタバレになりますので知りたくない方はページを閉じてくださいネ)





     唯;((若君と別れ 帰って来てから4回目の満月だ
        月よ 月  満月よ  どうか私を愛するあの人の元へつれて行っておくれ))


アシガール36-2

 
  「まだできないの 燃料!?」

  「毎日毎日聞かないでよ あわてて間違ったことすればすごく危険なんだから」

  「だって若君はやっぱり生きてたんだよ! そして嫁をもらうとかもらわないとか
    恐ろしい話になってるらしいんだよ!!」

  「別に恐ろしくないけど  そもそも 最初 お姉ちゃんは若君を守るために行ったんだよね
    一応は目的達成したわけじゃない  今度は縁談ぶち壊しに行くんでしょ? 
    動機が不純じゃない?」

  「なっ 何を言うか!! 若君はねっ 政略的なアレでお家のために仕方なく
    いやいや結婚させられるかもしれないの! 松丸阿湖とかしょーもないアホの子に決まってるし!」

     尊;((アホの子なら 案外 若君は気に入るかもよ   言わないけど))

  「とにかく 一秒でも早く完成させて!」

  「わかってるから邪魔しないで」

     尊;((でも お姉ちゃんが行った時 若君がすでに婚礼をすませてたらどーすんの?
        言わないけど))



     唯;((若君が 無事に永禄二年を生き抜いて本当によかった  
        松丸家の姫がどうか心優しい人でありますように
        ・・・・・・・・・ なんて思えるほど心は広くないもん))


アシガール36-3


木村先生「・・・・・・・・ 毎日毎日同じこと聞くんじゃない
     歴史的新事実がそうボロボロ出てくるわけないだろ」

  「わかってますけど―――」

木村先生「あ そうだ 速川 歴史的新事実じゃないが 面白いものが見つかったんだ」


木村先生から渡された物を見て驚く唯

     唯;(( え? ))
  
木村先生「な? びっくりしただろう? 小垣市の古戦場を発掘調査してる知り合いが持って来たんだ
     何でそんな物が戦国時代の戦場跡に紛れ込んでたのかわからんが」


アシガール36-4


     唯;((だって…これは 私の部屋にあった写真  どうして?))

  「先生…これ もらってもいいですか?」

木村先生「おお いいぞ  戦国時代に写真があるわけはないが
     相当 古そうだから 明治頃の物かもしれないぞ お前のご先祖様かもな ハハハ」




学校から帰宅し 居間にて―――

     唯;((どーゆうこと?))

  「じゃあ 若君 この写真持って行ったんだ」

  「やっぱ そーだよね」

  「そりゃ 若君も物好きだなー」

  「どうせ持って行くならもっとかわいく写ってるのがよかったな―――」

  「七五三の時のやつか?  で? どこで見つかったって?」

聞かれて初めてどこで見つかったか思い出す・・・

  「小垣城のあった所の近くで 戦場あと・・・」

     家族;(( え・・・ それじゃ 若君は・・・ そこで・・・))

  「これって どーゆーことかな・・・・・」 涙をこぼしながら聞いた

  「そりゃ まあ いろいろ考えられるよ  うっかり落としたのかもしれないし」

  「そーだな いらなくなって捨てたってこともあるし」

  「・・・・・・・」

  「それに もし最後まで持ってたとしても何十年も後のことかもよ
    だって若君は永禄二年には死ななかったんだから
    おじーちゃんになるまで 肌身はなさず持ってくれてたのかも」

  「・・・うん そだね」 唯は涙をぬぐいながら言った

     尊;((とか 何とか いろいろ言っても その色あせた写真は
        羽木九八郎忠清がすでに何百年も前に亡くなった人だということを突き付けてくるようで
        お姉ちゃんだけじゃなく みんなヘコんだ))




アシガール36-8

そこを 何者かが屋根の上から鉄砲で狙い撃ってきた
 
ドゥゥウン

  「わああっ 若君!! デレデレして油断してるからっ―――」 

唯は叫びながらベッドからガバッと起き上がった

     唯;((ゆ・・・夢か   あれ? でも))

  「今 音が・・・」

庭から声がしてきた

父、母「尊―――!!」


アシガール36-5


  「尊!! どこだ――!!」 ガレキを書き分け息子を探す

  「たーけーる―――!!」

  「尊・・・うそ・・・ 吹っ飛んだの?」

その時ガレキの中から・・・

  「僕は大丈夫 ちゃんと防護服着てたから」

  「尊!?何やってんだ お前はぁ!!

  「ごめん 宇宙線にかける圧力を 十倍にしてみたんだ」

  「どうしてそんなこと」

  「燃料が早くできるかと思って  
    だって やっぱり お姉ちゃんを若君にもう一度会わせてあげたいと思って」

  「それで失敗して 結局 全部壊しちゃったのね」

  「いいや 機械は壊れたけど燃料はできたよ この4ヶ月で溜まった量だから2回分だけど」

     唯;(( へ!? ))

  「行けるの!!?

  「うん 多分 大丈夫だと思う」

  「次ぎの満月に!?」

  「うん 時空転移装置は保護しておいたから でも ホントのホントにこれが最後だよ」

     唯;(( もう一度行ける!!若君に逢える!!))

  「もう燃料は作れなくなったし」

     唯;(( 行ける!!逢える!!))

  「もしかしたら 今の爆発で時空に亀裂が・・・」

      唯;(( 逢える!!))


アシガール36-6


  「尊もなんて余計なこと!」

     尊;((だって お姉ちゃんは 死ぬまであきらめそうにないし 何年先でも絶対行く気だし
        その時まで毎日あのTシャツを着る気だし 
        それなら 少しでも早く行かせてあげた方がいい と
        写真を見てすっかりしょげたお姉ちゃんを見て思ったんだ))





満月の夜、尊の実験室――――

  「あれ? あの女物の着物着て行かないの?」

  「だって あれ走れないし 借り物だし こっちの方が落ち着くし」

  「いいの それで?   これ 作ったよ」

  「え?なになに?」


アシガール36-7


  「金のけむり玉は この小さな一粒で 百メートル四方を1時間とにかく真っ白にする
    一センチ先の物でも見えないほどの勝れ物だよ」

  「・・・でも それじゃ 自分も動きが取れないじゃん」

  「そこで セットになってるのが この専用ゴーグル 
    一時間そのあたりで見えてるのはお姉ちゃんだけ やり放題」

  「えっ・・・」

アシガール36-9


  「わあ! ごめんなさい!! うそです! うそ!!

  「何言ってんの?」

  「お父さん お母さん」

  「わかっちゃいたけど やっぱり行くのね」

  「ごめん! でも 行きたいの お願い!!」

  「どうせ 何を言っても どんなことをしても 行くつもりでしょ」

  「だけど 危険なことはしないでくれよ」

  「それから 何があっても 必ず帰って来ると約束してちょーだい
    わかったわね 待ってるからね」

  「うん わかった ありがとうお母さん
    それじゃ 行ってきます!」

唯は懐剣を抜いた

  「あっ でもお母さん もし帰って来なくても心配しないでね」

     母;(( はあ!?))

  「だって ほら その時は 首尾よく若君と結婚したってことじゃん!
    二人でお城で 幸せにラブラブ・・・

  「ぜんっぜん わかってね――――!! 唯!!

     尊;((お姉ちゃんは あーでなきゃ))

【第三十七戦へ続く・・・】
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