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☆ココハナ2015年3月号 アシガール第三十七戦☆

アシガール37-1
(ネタバレになります まだ知りたくない方はここでページを閉じてくださいネ)




     唯;((においだ 土のにおい 木のにおい草のにおい 川の水のにおい
        湿ったわらのにおい 遠くの煙のにおい   そして 馬糞のにおい! ))

  「やった!! 唯之助戻って参りました―――――!!」

     唯;((5ヶ月ぶりだけど 5年たったような気がする
        早く会いたい! 若君!! 待ってて若君! すぐに行きますから―――!!
        若君ィえああああああ!!))

唯が走り出したその時―――

    ぎゃあああああ

  「何 今の?  人の声?」

木の陰から声のした方を覗いて見ると

     唯;((んぎゃあああああ!! ひ ひ 人がっ 斬られてる!!?))

侍女たちが懐剣を抜いて 黒装束の敵から籠を守るように立っていた

侍女 「おのれ曲者!! 寄るでない!!」

     唯;((女の人が襲われてる! ど――しよ――――!! あ… そうだ  金のけむり玉))

  「え――と 使用法は カチッと音がするまで指で押して  投げるだけ!!」

黒装束の男たちの近くに落ちた 金のけむり玉が シュウウと音をたてて白煙を噴出した

敵達  「おお!? 何じゃ こりゃ」

侍女達 「ひいいいいい  怪しの術か!」

  「わわわっ  すごいスピードでこっちに来た!!まっ白で何も見えない!!
    ・・・あ そうでした」

唯はゴーグルを着けた


アシガール37-6


     唯;((金のけむり玉は百メートル四方を一時間まっ白にするのだ))

侍女 「おおっ 見える  霧が晴れました」

  「あ ホントだ」

侍女 「何が何やらわからぬが 助かりました かたじけない」

  「いえいえ」

その時 籠の中から声が聞こえた

?? 「かめ 履物を  私からも礼を申しますゆえ」

侍女 「いえ それは  見れば この辺りの百姓の童(わっぱ)にございます
    お出ましになることは ありますまいかと」

  「はあ!?

?? 「何を申す おかげで皆の命 救われたのじゃ 早う履物を」

籠から姫が出てきた


アシガール37-2


  「あなたのような人を襲うなんて けしからんですね あいつら 何者ですか?」

姫(??)  「おそらく高山の放った剣客でありましょう」

  「高山!? 高山のやつがどーして!?」

  「私を黒羽城へ入れぬため 高山はなんとしても この縁組を止めたいのじゃ」

侍女 「姫様! この者にそのようなことまで申されてはっ」

  「かまわぬではないか」

     唯;(( えっ!?縁組って…ええ!?そ…それじゃまさかっこの子が…))

阿湖姫「私は 松丸家より参った阿湖と申します」

     唯;(( 松丸 阿湖!!! この子が!?))

侍女 「姫様 少しも早う 城内へお入りにならなければ」

阿湖姫「わかっておる   こなた 名前は何と申される?」

  「え… あ 唯… ゆ… 唯之助でござる」

阿湖姫「では 唯之助殿 先を急ぎますゆえ これにて」

姫様一行は 黒羽城へと籠を進めた

     唯;(( ちょっ・・・ これは・・・ やばいんじゃない?
        あんなっ きれいで かわいくて 性格も良さそうな子が向こうから嫁に来たら
        男なら 誰でも嬉しんじゃない? 若君だって男やけん 正直 嬉しんじゃない?
        若君があの子を好きになったら どーする!?))

  「しまった――― 助けたのは失敗だったか―――」



黒羽城―――

     唯;((二人が会う前に何とかしなければ!!))

門番1「おや? お前は御馬番の唯之助じゃないか しばらく見なんだの」

  「ど――も ご無沙汰で――す」

門番1「お前 年上の後家を嫁にもろうて 梅谷村で百姓をしておるそうじゃの」

門番2「いや これまでの悪業を悔いて出家したと聞いた」

  「はあ? 面白がって好き勝手噂していたんですねっ」

門番1「ハハハ それで 今時分 何の用じゃ?」

  「ちょっとだけ 城内へ入れてくだちゃい 大事な用があるんですぅ」

門番1「何がくだちゃいじゃ ならぬ 今は無理じゃ
    若君様の婚礼が無事 終わるまで 誰も入れてはならぬと言われておる」

門番2「三日待って 出直せ」

  「みっ・・・ 三日・・・?」




天野邸へ駆け込む唯

  「おふくろさま~~~~~~~~!!」


アシガール37-3


おふくろ様「お前はどうしたのじゃ 何故(なにゆえ)戻って参ったのですか?
     生まれ故郷に帰りここへは二度と戻らぬと聞いておったが」

  「え? おふくろ様 どーしてそれ知ってるんですか?」

おふくろ様「お前がここを出て行った夜の夜明け前頃 若君がここへ参られたのじゃ」


アシガール37-4

おふくろ様『あい分かりましてございます かたじけのうございまする
       ・・・・なれど 唯之助はさぞ辛うござりましょう』

若君 『・・・・・・ 唯を これ以上戦に出すことはできぬであろう』



おふくろ様「 と 仰せであったのに 何故こうもすぐに戻って参ったのです」

  「ええ~~ すぐって そんなっ 死ぬほど長い5ヶ月だったじゃん
    とにかく 何とかして 城に入って 若君の婚礼を阻止するんです!
    ククク この金のけむり玉で若君を」

おふくろ様「なりません!」

     唯;(( えっ? おふくろ様?))

おふくろ様「この縁組は若君がご承知なされたことじゃ 邪魔をしてはなりません」

  「え・・・・・ うそっ」

     唯;(( 若君が・・・ 承知!?  そんなっ うそ!!))





黒羽城内―――

小平太「阿湖姫様は昨晩 無事に着かれました
    共揃えも少なく 余陰に乗じて参られましたが
    やはり途中 高山の剣客に襲われたそうにございます
    危うい所をひょうげた土地の百姓に救われたとか」

若君は 縁側で 小平太に背を向けて座っており 唯の写真を持って眺めていた

小平太「何やら不思議な術をあやつる者で・・・
    ・・・・・・ 聞いておられますか」


アシガール37-5


小平太「若君 本日これより 阿湖姫様とご対面の儀 明後日にはご婚礼にござりますぞ」

若君 「ハハ せわしいことじゃの」

小平太「また そのような物言いをなさる ご自身で承知なされた縁談でございますぞ
    まったく・・・」

若君 「くどいの 小平太は  近頃ますますじいに似てきたぞ」

小平太「若君!」

若君 「わかっておる」

【第三十八戦へ続く・・・】
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