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☆ココハナ2012年7月号 アシガール第七戦☆

アシガール7-1







  「その様子だど 何が何でも行く気だね」

  「行くよ もちろん」

  「だけどさ 『若君を守る』っていったいどうやって?
    守るもなにも若君に近づくこともできないんでしょ?」

  「だから 戦で手柄を立てて出世するのよ
    そしたらおそらく若君様に超気に入られるでしょ 明けても暮れても
    『唯之助はどこじゃ――』ってなるでしょ
    
   『もうっ若君様ったら唯之助はここでござるし』ってなるじゃん?」

  「ああ そう  それじゃ持って行く物とか何か準備してる?」

  「もちろん」

アシガール7-2

  「・・・それじゃ遠足じゃないか」

  「体も鍛えたよ 毎日部活がんばってさらに足は軽やかじゃ」

アシガール7-3

  「秘剣 でんでん丸―――!!

  「ほげぇぇぇ! 日本刀じゃん! いい! いらない!」

  「じゃあどうやって手柄立てるつもり? 逃げ回ってたって
    どうにもならないでしょ?」

  「でもっ 人は斬らんし!」

  「大丈夫 この刀は斬れないよ 電気ショックで気絶させるだけだ
    この手もとのボタンを押すと触ったものに電流が流れるんだ
    刀型のスタンガンってとこ しかもでんでん丸は方向キーで操作して
    離れた敵にも電流を飛ばせる」

  「なるほど――― すごいじゃん」

アシガール7-4

  「それとこれは薬品と栄養剤 ケガをしたらどんな小さな傷でも
    消毒するんだよ 傷口から菌が入って死に到るってことが当時は多かったんだ」

  「すごい! さすが尊! なんてかしこいの!」

  「普通はこーゆーものを準備するでしょ」

  「そうだ! 尊も一緒に行って助けてくれればいいじゃん!」

  「それは無理 このタイムマシンは一度にひとりしか運べないんだ」

  「え~~~~っ そうなの――――?」

  「・・・まさか 若君をさらって現代(こっち)に連れて帰るって計画じゃないよね」

  「いや・・・まあ その手もあるかなーって」

  「それは絶対ダメだからね! そんなことしたら消滅してしまうかもしれないからね!」

  「わかったよ・・・ ま とにかくがんばってみる そんじゃ行ってきます」

唯は懐剣を鞘から引き抜いた―――

  「ちゃんと 次の満月に忘れず帰って来なきゃダメだよ!
    でないとまたその次の満月まで帰れなくなるし こっちの時間も進んで
    30日間行方不明になっちゃうからね!」

  「わかってる わかってる」

  「本当に気をつけてよ!足軽として戦に出るってどーゆーことかちゃんとわかってる?」

  「わかってますって 身分違いの恋って本当につらいよね
    足軽ふぜいにとって 戦の時しか若君様に逢えな・・・

そう言って唯は戦国時代へと旅立って行った

  「・・・・・違うよ わかってない! 戦ってどーゆーことか全くわかってない
    どーしてあんなに能天気なんだろう・・・・・」



アシガール7-6

     唯;((若君様 来ましたよ 大丈夫 私が必ず守りますからね 
       ドントウォーリーマイハート もう少し待ってて下さい!))


唯は梅谷村のおふくろ様のところにもどってきました

  「おふくろ様! ただいま戻りましたァァ!」

おふくろ様「ああ・・・おかえり やはりお城で使うてもらうのは無理じゃったようじゃの」

  「・・・・・・・」

     唯;((そーか こっちの時間じゃ一日もたってないんだった
      どっちに戻ってもこの温度差は淋しい・・・))

  「おふくろ様 お土産があります!」

アシガール7-7

  「それから 三之助と孫四郎には甘いお菓子があるよーん」

おふくろ様「唯之助 そこにお座りなされ」

  「はい?」

おふくろ様「この たわけがっ!

  「ええ―――――つ!?」

おふくろ様「この米はどうした!? どこから盗んだ!! お前何をやったのじゃ!!」

  「そんなっ  買ったんです! ちゃんと自分のおこづかいで!!」

おふくろ様「嘘を申すな!これほど真白な粒の揃うた米などどこにもないわ!」

  「え~~~~~っ そーなの―――!?」

     唯;((しまった~~奮発して高いのを買いすぎたか・・・))

  「それが・・・その どこで買ったかは・・・言えないんです・・・けど・・・すみません
    でもっ 何もやましいことはしてません! 盗んだりしてないです! 信じて下さい!!」

おふくろ様「・・・・・・・・・ わかりました とにかく盗んだものではないと信じましょう
       では三之助 朝になったら村じゅうの家を『器を持ってうちへ来い』と言うて回れ」

  「はあ? おふくろ様 まさか村じゅうにお米を配るつもり?」

おふくろ様「これだけあるのじゃ 粥にして食べれば皆の口に入りましょう」

  「え~~~ でも そんなことしたらなくなっちゃうじゃない?」

おふくろ様「唯之助 心の狭いことを言うでない 貧しい村じゃ
       皆で分け合わねば生きてゆけぬぞ 人は助け合わねばならぬのじゃ
       自分(おのれ)だけ生き延びても暮らしてはゆけぬ」

  「・・・・・・・・・はい」

     唯;((そりゃまぁ そーなんでしょうけど おふくろ様や三之助と孫四郎に
      たらふく食べてもらいたくて買って来たのに・・・))



村中の人に気前よくお米をくばったので 結局一食分しか残らず・・・ あいかわらず唯はハラペコ・・・

村人1「これ 唯之助」

  「あ こんにちは」

村人1「瓜が食べ頃じゃで 持って行きなされ」

  「えっ いいの?」

村人1「お前さんにあげようと思うて大きいのを選んで取って来たよ」

  「ありがと―――っ おいしそーだね―――」

村人1「甘いぞ――― 米のお礼じゃよ」

村人2「お――い 唯之助――!! 良い所で会うた お前の家に行くところじゃった」

  「ぎゃあああ!でっかい魚! これ うまいの?」

村人2「おお 精も付くぞ」

  「・・・・・・・・・・」

     唯;((なるほどー 助け合いかー おふくろ様さすがだにゃ―― 反省反省))

村人3「お―――――い 来たぞ! 回状じゃ」

村人2「そうか・・・いよいよ来たか」

  「え? 何? かいじょうって?」

アシガール7-8

  「戦!?」 

村人2「おそらく 小垣城攻めじゃ 高山軍に奪われた小垣の奪還戦じゃろう」

     唯;((それじゃいよいよ 戦が始まるんだ! 相手はにっくき高山軍))

  「これ ありがと! もりもり食べて精を付けます!!」

アシガール7-9

【第八戦へ続く・・・】
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