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☆ココハナ2013年1月号 アシガール第十三戦☆

アシガール13-1





羽木家の重臣 天野信茂と千原元次は幼い頃から顔を合わせるとけんかばかり・・・
それはいい年になってからもいっこうに止まらず


アシガール13-2


天野家家臣「うわさを聞いて見物人が集まって来ておるぞ
       小僧 おぬしまこと悪丸に勝てるのかっ」

  「かわい~~~い 赤い!この具足 真っ赤ですね―――」

天野家家臣「なにが可愛いじゃ たわけ!!
       これは天下に知られた天野家の赤揃えじゃ この色を見れば
       敵も恐れをなして近付かぬというに」


アシガール13-3


小平太 「お祖父(じじ)さま!  かけくらべに勝てば召し抱えてやるなどと
      そのような勝手な約束をされては困ります 私の兵は自ら選りすぐった精鋭ばかり
      百姓の小童(こわっぱ)に務まるものではござりませぬ」

じい 「あ~~~頭の固いうるさい孫じゃの―――
    よいわ わしから直に若にお頼み申すゆえ」

小平太 「またそのような・・・若君のお優しきに甘えて・・・」

     小平太;((・・・・しかし まあ 悪丸があやつに敗れるとは思えぬが・・・))

行司 「天野側 梅谷村 唯之助!」

  「ハ~~~~~イ」


アシガール13-4


千原元次「く く く 信茂 おぬしいよいよもうろくしたの
      どこから拾うて来たか知らぬが そのような小僧が悪丸に勝てると思うてか」

じい 「・・・・・・・ やや!! これは驚いた! おぬし元次ではないか!
    腐ったもちが着物を着てるかと思うたわい」

千原元次「なに!!」

  「やめましょーよ 恥ずかしい 面白くもないし

行司 「では これより かけくらべを行う かけくらべの勝敗は 両者並びて
    あの松の木までかけ 根元にある旗を取りここへ戻る
    その順位で勝敗を決する

    では 両者並びて    両者かまえて    いざ」

悪丸が ダッ と駈け出した

  「あっ」

じい 「こりゃ 何をしておる! 早う行かぬか!!」

     唯;((『いざ』で出るのか――っ え――― やる気出んわ~~

      おりょ!? なんじゃコイツ・・・ たいしたことないやん! 
      ・・・てゆーか走法が エッサホイサってあんた・・・・))


見物人1「おお 早い!!」

見物人2「見ろや! 小僧が悪丸を抜くぞ!!」


その時 草むらの中で 悪丸に取り入って千原家に士官した者が2名 
悪丸が負けると困るので 罠を使って唯之助の足を止めようとしていた


  「旗 旗っと・・・  おっアレだ  こりゃ楽勝だわ 途中で寝ちゃおっかな」


草むらに隠れていた者が投げた罠が唯の足に絡まった


アシガール13-5


  「 うっ・・・・ ひきょーも゛の゛~~~」

悪丸 「・・・・・・・ならぬ それは・・・できぬ」

士官した者「っ・・・・このっ 馬鹿正直の大うつけが!!」

  「悪丸って 名前はアレだけど 案外いい人だね――
    でもっ この勝負は負けられないんで お先に――とりあえずアゴを引きんしゃい」

見物人1 「見えたぞ」

見物人2 「天野様の小僧が先じゃ! 唯之助の勝ちじゃ!!」

見物人3 「何じゃあれは? 血じゃ! 血を飛ばしておる! 何故じゃ!?」

唯之助は先ほどの転倒で顔面を強打して鼻血を出していたのだった

じい 「おおっ! あっぱれじゃ 唯之助!!」

小平太 「これは・・・ 確かに早い・・・
     ・・・・・よし よかろう 約束どおりわしのもとで召し抱えてやる」

  「本当ですか―――!? やった~~

小平太 「だが・・・ わかっておろうが 覚悟をしておれ
     わしの役目は常に若君の御馬前にあり 命をかけて若君をお守りすることじゃ」

  「それです! 私はそれをやるためにはるばる来たんですよ!」

小平太 「なっ・・・ こやつ 大口をたたきおるわ」



千原元次「このっ・・・この役立たずのでくのぼうめが!!
      わしに恥をかかせおって! もう顔も見とうない どこへなりと去れ!」

悪丸は千原家をクビになってしまった

  「え――っ ちょっとちょっと 悪丸 こんなことくらいでクビになっちゃいましたよ
    すでに具足も取り上げられちゃって 気の毒ですよ――わりといい人なのにー
    こっちで雇ってあげましょ――よ」

小平太 「なんと厚かましい小童(こわっぱ)じゃ!
     自身がたった今召し抱えられたばかりじゃというのにっ・・・」

じい 「まあ よいよい 元次が捨てたものを拾うて活かすも一興じゃ」

小平太 「・・・やれやれ」

  「よっしゃ――― 悪丸―――――」






アシガール13-7


小平太 「その小僧 顔面から血しぶきを飛ばして走りますゆえ
     『血走り唯之助』と城下で評判になっております」

若君 「顔面から血!? ・・・そやつ 妖怪ではないのか」

近習1「若君様 ただ今 鐘ヶ江殿より 使いの者が参りまして
    姫の御一行が 明日 ご到着とのことでござりまする」

若君 「・・・・・そうか来るか 楽しみじゃの 小平太」

小平太 「・・・・・はぁ」

近習1「これはまた 思うたより早う来られたの」

小平太 「鐘ヶ江久政殿も若君のお気の変わらぬうちに と急がれたのだろうよ」



そのころ 唯之助のほうは・・・

  「ちょっと! どーしてずっと付いてくるのよ! 
    あんた でかいから ひじょーに うっとおしーんだけど」

悪丸 「わしは 今より 唯之助の家来になる」

  「い・・・いやっ いらないし とにかく私は一度梅谷村のおふくろ様の所に帰るんだから
    悪丸も家に帰ったらどーよ?」

悪丸 「親は死んだ 家もない」

  「え・・・・・ そーなの・・・ てゆーか あんた年いくつ?」

悪丸 「十五」

  「じゅっ・・・ 十五ォォォ!? 年下かよ! マジで!?」

     唯;((妻子とかいるのかと思った・・・・))


町民達「おおっ あれは 血走り唯之助じゃ!」

     「そうじゃ! 血走りじゃ!」

     「唯之助じゃ 血走り唯之助じゃ」

     唯;((血走りて・・・ 
     こんな恐ろしげなあだ名がついてる女子高生って私くらいだろ・・・))

【第十四戦へ続く・・・】

おまけ♪
アシガール13-6
悪丸とのかけくらべで エッサホイサ走法の悪丸が右手、右足を同時にだしているのは百歩譲って許せるとしても 現代のスプリンターの唯が左手、左足を同時に出しているのは まずかろうが―――
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