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☆ココハナ2013年3月号 アシガール第十五戦☆

アシガール15-1






     尊;((具足が赤くなってる! なんか出世してるし・・・))

  「千対三千って そんなの勝てるわけないじゃん まさか そんな所にもう行かないよね」

  「尊よ」

アシガール15-2


  「―――だけど 死ぬよマジで・・・」

  「だからっ 勝てるように何か秘密兵器を作ってよ 尊!!」

  「やっぱりね 三千人の兵をやっつけるって・・・爆弾とか毒ガスとか?
    そんな殺人兵器作るのいやだよ」

  「そんなの 私だって使うのやだよ!」

  「じゃあ どうすんの?」

  「高山軍を一度に外国へでも瞬間移動させるとか」

  「三千人を?」

  「・・・じゃあ 死ぬほどビビらせて 逃げ帰るようにするとか」

  「う―――ん・・・ どんな地形で どんな陣形で どういう状況なの?」

  「・・・・・・・・?   ?・・・・・・・・・・・」

  「・・・・・・・・・・・・・  な―――んにも把握してないんだ まったく 何やってたの・・・
    それじゃ でんでん丸もまだ出番ないんだね」

  「いや使ったよ」

  「えっ 誰を? 敵を倒したの?」

アシガール15-3


  「あーっ はっはっはっ してやったりじゃ」

     尊;((どうせ くだらないことに使ったな))

  「ビビらせるっていっても 状況がわからないし 一ヶ月しかないからな
    できるかどうかわからないよ まあ 考えてみるけど・・・自分でも少しは考えてよね」

  「う―――ん」




     唯;((そういえば な――んにも考えずにみんなの後をついてっただけだから
      状況がわからない・・・・・  戻って来れば 何とかなると軽く考えてたけど
      な――んにも思いつかない のん気に学校なんか来てる場合じゃないよ))

友達1「どーかした?」

友達2「唯がなんかヘン」

友達1「そんなの いつものことじゃん」

アシガール15-4


社会科教諭室にて――――

木村先生「野上衆というのは もともとこの地方の領主だったが 羽木氏の台頭で
     北の山中に追われた一族だ  羽木への恨みは根深いものがあっただろうから
     高山と野上衆が手を組んだ というのは 確かにありそうな話だな
     しかし速川 そんな話誰に聞いたんだ?」

  「そりゃもちろん この目で・・・」

木村先生「あ?」

  「・・・いや この頭で考えたんです」

木村先生「ほ~~~~ お前がこれほど郷土史を研究してるとは驚いたな――」

  「木村先生! それより早く高山に勝つ方法を考えて下さい!!

木村先生「わかったわかった なんか こわいぞ
     まあ 僕もこういうのは大好きだけどな

     羽木と高山の合戦場だったのが 鹿之原だ 敵が3倍の数で鶴翼の陣を布いているとなると
     我が軍はやはり 魚鱗もしくは鋒矢(ほうし)ということになるな」

  「ええ!? 何のこってすか?」

木村先生「つまり こっちは逆にたてに長く密集した隊形をとり
     敵陣の中央をつらぬく戦略だ」

  「あっ なるへそー」

木村先生「千と三千か・・・ う――む あと千 いや せめて五百の兵がおればのう」

  「おれば・・・ どうなさる?」

木村先生「夜のうちに小垣山に入り 密かに敵の背後の立木山に兵を伏せる
     夜明けとともに本隊が敵陣をつき 立木山の方へ敵を誘い込む
     追って来た敵を山上の伏兵が一気に頭上から狙い撃てば
     敵はあわてて大混乱となり ちりぢりに逃げ出すという作戦じゃ」

  「・・・・・・ お――― すごい! いい! イケますよ それ!」

木村先生「だろ?」

  「あ でも 兵は千しかいないんですよ―――」

木村先生「・・・・・・ だったらまぁ 包囲されて全滅だろーな
     実際 羽木氏はそうやって滅んだのかもしれんな―――」

     唯;((こら!! 木村ァ!!))





  「ふ――ん なるほどね 状況はだいたいわかったよ」

  「尊く―――ん 何とかなるよねー 大急ぎでなんとかしてよねー」

  「また 勝手なことを  考えてはみるけど・・・ 正直 もうあきらめた方がいいと思う
   歴史を変えて誰かを生かすなんてやっぱり無理だよ」

  「尊・・・ 大丈夫だよ! 成せば成るって言うじゃん」

  「は?」

  「お互いあきらめず がんばろう!!」

  「・・・・・・・」





  「ただいま~~~」

  「尊~~~ 日曜なのに一日中どこ行ってたの?」

  「競技場 サッカーの試合見に」

  「はあああ!? おまえ~~~ もうあと一週間しかないのに!?」

  「そのために行ったんだよ スポーツ観戦は趣味じゃないし
    一週間 実験室にこもるから 邪魔しないで」

  「・・・・・・わかった」



そして この平和な世界では 何ごともなく時間は早く流れる


アシガール15-5


  「にゃんちってっ うぎゃ~~~~

  「また ずいぶん幸せそーな妄想しれるみたいだけど
    自分も若君も生き残らなきゃ何もできないんだからね」

  「どしたの? ボロボロじゃん」

  「ほとんど眠らずにこれ作ってたんだ」


アシガール15-6


  「消極策だけど うまく使えばこれでも役に立つと思う」

  「尊―――っ あんがと―――!!」

  「それから でんでん丸を強化しといた 電流の飛距離も伸ばしたから」

  「おお! あんがとー!!」

  「気をつけて 死なないで・・・」

  「わかった あんがと」


唯は戦国時代へと旅立って行った――――


  「心配だ・・・  心配・・・だけど 絶対死にそーにないって気もする・・・あの姉は」


そして再び 開戦前夜の戦国――――


  「ありゃ? 若君様 もういないやん 3分しかたってないのに・・・ガックリ・・・」

     唯;((はっ ―――って それどころじゃない!))

  「悪丸――!!  悪丸どこだ―――!!
   あんた今からこれを(まぼ兵くん)持って小垣山に登って 山道を走って 夜明けまでに
   高山軍の後ろの立木山まで行って そして 今から言うとおりに これを使ってちょーだい」

悪丸 「・・・・・・ わかった」

  「自分で行った方がいいんだけど 私は死んでも若君様のそばを離れたくないから
   あんたしか頼める人いないのよ」

悪丸 「・・・・・・ わかった」

 「よろしくね がんばってよ――!!」

悪丸 「 わかった―――」

 「ホントに わかったんかね―― あいつ めっちゃ頭悪そうだけど・・・・」


    唯;((何戦人もの人がいるはずなのに 空気が張りつめて静まりかえってて こわい・・・))


――――そして    夜明けとともに 戦が始まった

【第十六戦へ続く・・・】
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