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☆ココハナ2013年9月号 アシガール第二十戦☆

アシガール20-1






宿敵の高山家から和議の申し入れがあったという話が広まり 黒羽城内は久しぶりになごやかな空気につつまれていた


  「和議 ってことは もう高山との戦はないってこと?」

馬番1「先の小垣での戦で若君に大敗を喫し高山もあわてたのじゃろ」

馬番2「まあ 事実上は高山が降参したということじゃの」

  「ふーん」

     唯;((そうか――ってことはもう羽木家が高山に滅ぼされることはなくなったってことかな~
     歴史が変わったの? どうなんだろ・・・))


厩の前で 馬番たちと話しをしていた唯

馬番組頭「唯之助!! お前何をやったのじゃ!!」

  「は? 何のことですか?」

馬番組頭「若君がお前をお呼びだそうな 
  なんとお前に若君の御座所に参れとの仰せじゃ」

  「え!? マジ?

馬番組頭「何か失態をしでかしたのではあるまいの」

     唯;((あ まさか やっぱりあの時 女だってことがバレて取り調べられるとか・・・))

御座所の人「このような馬糞くさい童を何故・・・」




アシガール20-2


若君 「これ止めよ 与七郎   よい みな下がれ」

与七郎「は? しかし・・・」

   「・・・・・・・・ 若君はあのような下郎に何の用がおありなのじゃ」

御座所の人「さてのー」

若君 「・・・・・・・・・・」  唯をじっと見つめる若君

  「? あの~~~ 何・・・でしょう?」

若君 「こちらへ参れ」

アシガール20-3

若君 「これを食べさせようと思うての」

  「!! ギャアアアアア!! お餅!? あん餅!?

若君 「紅梅餅という都の菓子じゃ」

  「うま! 甘ーい!!」

一心に食べまくっている唯を見つめる若君―――

     唯;((もぐもぐもぐ   はっ しまった~~~ つい我を忘れてた  ゴックン
     でも・・・・・・何だコレ? 餅を食べさせるために呼んだの・・・・?))

  「え・・・え――っと・・・・あっ こっ・・・高山と和議するって本当ですか?」
    
若君 「そうじゃ 反対する者もおったがの 和議の席にはわしが出ることになった」

  「反対ってどうしてですか?」

若君 「この機に乗じて一気に高山を潰してしまえ という強硬派も多いのじゃ」

  「あ――おじーちゃんの方の天野様でしょ?」

若君 「ハハハ・・・ じいが一番の強硬派じゃ」

  「和議はやんなきゃダメですよ 戦になったらまた誰かが死にます
    敵も味方も誰も死んじゃダメですよね」

唯の言葉に驚く若君

若君 「ところで まだ腹は決まらぬか」

アシガール20-4

  「そそそそれはっ・・・ どどういう・・・どっ・・・」

小平太「こら! 唯之助!! 何をしておる! 無礼者!!

  「た・・・助かった じゃあ私はこれで」

ダッと逃げる唯――

小平太「何じゃ その物言いは!!」

若君 「何の用じゃ 小平太」

小平太「は  鐘ヶ江の姫より また文が届いております」

小平太の言葉に唯は振り返る

若君 「唯之助?」

小平太「若君 いかがなされました」

若君 「お前 間が悪かったようじゃ 小平太」

小平太「は? 何のことでございます?」

若君 「・・・・・いや よい何でもない   しかし面白い ハハハ」

小平太「? それより若君 和議のことで殿がお呼びです
    馬番の小僧なぞと遊んでおられる場合ではござりませぬ」

若君 「わかったわかった」


     唯;((あの女っ すぐ近くにいるのに文通してるの!?
     メールのやりとりみたいなもんか・・・くそっ
     いやいやいや そ そんなことよりも やっぱり女だってことバレてた・・・
     ・・・・・・ってゆーかもう ぜーんぶバレてるやん!!
     『まだ腹は決まらぬか』 涼しい顔してあんなこと言って・・・!))

唯は厩まで駆け戻ってワラの中へ飛び込む

     唯;((『腹は決まったでござる』っつって行ったらどーなる!? うぎゃあああ))




?? 「では羽木方からは忠清が参るのじゃな」

     唯;((忠清?   こらこらこら 呼びすては許さんぞ 誰だ))

如古坊「間違いはございません ククク」

?? 「左様か キシシ   声が大きいぞ」

     唯;((うわあ~~~ 二人ともめったに見ない悪人面))

如古坊「忠清が・・・  4日後・・・  吉田城で・・・  てぬかりは・・・」

?? 「あとは万事・・・  キシシ」

話の内容がよく聞き取れないので唯はワラの中から顔を出した

  「何の話をしてるんですかぁ?」

如古坊、??「 !! おわぁ!! 」

  「若君様がどうかされたんですかぁ?」

如古坊「なっ・・・何でもないわ!!」

二人はあわてて逃げ出した

?? 「くそっ 何であのような所に人がおるのじゃ!」

如古坊「ご案じめさるな 頭の足りぬ百姓の童 何もわかりはしませぬ」


  「あのキモい宇宙人みたいな坊さんは確か成之の家来だ」

     唯;((何のことかよくわかんなかったけど 絶対 何か悪いこと考えてる
      やな予感する・・・))



成之 「何じゃと? 唯之助に話を聞かれた? この役立たずのくそ坊主め」

如古坊「な・・・なに 話の内容は聞こえなかったはず それに自ら片は付ける
    今夜にでも この手であやつを始末いたす」

成之 「・・・・・いや 和議の前に 城内で騒ぎが起こっては困る
    事が成るまでお前は唯之助から目を離すな」

如古坊「わかりました」



そして 羽木と高山の和議締結の日が来た

  「え~~~~!! 若君様は馬で行かれるんじゃないんですかー」

馬番組頭「本日は殿のご名代じゃ」

アシガール20-5

  「・・・でも 私はついて行けないんですか?」

馬番組頭「そうじゃ」

  「それじゃ 若君様を守れないじゃないですか!」

馬番組頭「何をたわけたこと言うておる 和議の場所は羽木領内の吉田城
  それに 天野軍の兵五百が随行するのじゃ お前などの出る幕はないわい」

     唯;(( ん? ))

そのとき唯は如古坊たちが話をしていたことを思い出した

     唯;((4日後・・・吉田城・・・まっ まさか和議の場で若君の命を狙うつもり!?))

  「 あ!! 」

唯は吉田城へ向かう列の中に 如古坊と話をしていた男の顔を見つけた

     唯;((あやつは あのときの))

  「あの人 誰? あの馬に乗った人相の悪いおっさん」

側にいた家来「これ 聞こえるぞ あれは 高山よりの使者で坂口殿じゃ」

     唯;((高山の使者!? 高山の人とくそ坊主が密談!?))

  「やっ やっぱり!! 若君様待って!! 行っちゃダメ!!」

アシガール20-6


如古坊「こやつ 始末せずともよいのでござるか?」

成之 「今日一日動けなければそれでよい」

如古坊「後で騒がれて面倒なことになりはしませぬか?」

成之 「その時は これを使えばよい」

如古坊「お なるほど 幻の媚薬でござるな」

成之 「これを飲ませれば 目覚めた時には 愛しい愛しい若君をコロリと忘れていよう フフ・・」

【第二十一戦へ続く・・・】

ココハナ8月号では アシガールは休載でした
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