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☆ココハナ2013年11月号 アシガール第二十二戦☆

アシガール22-1






  「・・・・・・・」

アシガール22-2

  「あれは・・・ もしかして・・・ ちょっと・・・ 失礼します」

若君の懐に入っていた手紙を見つけて読む尊

     尊;((やっぱり!! 瀕死の若君を丸投げですか―――!!))

若君 「う・・・・・・・・・」

     尊;((――なんてっ ぐちゃぐちゃ考えてる時間はなさそうだし まったく―――
      何やってくれてんのお姉さま―――!!))

若君を病院へと 尊は急いで救急に電話した




病院の手術室にて―――

医師  「酸素飽和度81 こりゃいったい何の傷だ? かなり深部に裂傷があるな
    血圧低下…   とにかく縫合しよう」


     尊;((お姉ちゃんは… もし若君が助からなかったら自分が現代に帰って来れなくなるって
      わかってるんだろうか
      たとえば僕が若君の死を知らせるために戦国へ行ったとしても 次ぎに帰れるのは一人だけで
      結局 最後はどちらかが向こうで生きていくことになるんだよ そのあたりのこと考えてんの?
      いや… 絶対考えなしにいきおいでやっちゃったに違いない…))


手術が終わって医者が手術室から出てくる

医師  「君ひとり? 弟さん?」

  「は・・・はあ まあ・・・ それでっ どーなんですか!?」

医師  「まだ予断は許されないが 手術は成功したよ しかしかなり危なかった
    あと一時間遅かったら手遅れだっただろうね」

  「よかった~~~~」

医師  「それにしても何があったの? まるで矢が刺さったみたいだけど
    事件性があるなら警察に――」

  「いいえ!! おそらく木から落ちたとき不運にも枝か何かが刺さったんだと思います」

医師  「木から?」

  「なんか木登りが大好きで 高い木があるととにかく登っちゃうんで お…お兄ちゃん」

医師  「ふ――ん… そういう心の病もあるんだよね
    とにかく2,3日は面会できないから君も帰って休んだら? 経過は報告するよ?」

     尊;((若君ごめんなさい ヘンな心の病にして・・・))

  「はい」

     尊;((よかった…とりあえず… 若君は助かったよ お姉ちゃん
      でも僕にはまだまだ大きな問題が))



家に帰り着いた尊―――

  「尊 いったい何があったの!! ケガしたって誰が?」

  「夜中の救急車はうちに来たのか?」

  「ごめんなさい」

  「ケイタイもずっとつながらないし!」

  「病院だったから」

  「唯は? 唯は一緒じゃないの!?」

  「え――と…それなんだけど お姉ちゃんは一ヶ月ほど帰って来れません」

父、母  「はあ!?




数日後、若君の病室へ

  「失礼します…」

アシガール22-3

若君 「・・・わしは死ななんだか」

  「え? ・・・ああ かなり危なかったんでハラハラしたけど
    なんとか助かってホントによかったですね 若君


今まで ボーっと外を見ていた若君が突然 クルッと尊に向き直った

     尊;(( わっ )) 突然でびっくりする尊

若君 「お前は何者じゃ?」

  「僕… そ それがしは速川尊 足軽の唯之助の弟です」

若君 「なに 唯之助の?  …そういえば
    あれは夢ではなかったか  で 唯之助はどのにおる?」

  「それは… お城で若君が元気になって帰って来るのを待ってると思います」

若君 「そうか 城で… ならば ここはどこじゃ?」

  「やっぱり 姉は何も話してないんですね」

若君 「いきなり現れて 懐剣を抜けと言われただけじゃ」

  「そんなことだろーなーとは思ったんですけど 若君があまりに落ち着いているから
    突然見たこともない場所で目覚めて 何もわからないのに」

若君 「わしはの 何もわからぬ時は 全てわかる顔で何も言わぬ
    見えぬ時は見えるまで黙することじゃ むやみに騒ぐは愚かなことじゃ」

  「なるほど―― すごい」

     尊;((さすが戦国武将))

  「実は僕 あなたに何て話したらいいか迷ってたんです
    でも今決めました 全部本当のこと話ますね きっと信じてはもらえないでしょうけど・・・」



アシガール22-7

     尊;((さすがに病院の人達は若君の言動を怪しむんじゃないかと僕は心配したけど))

医師 「君は変わってるなー かっこいいのに
    あっ違うか イケメンって言うの?イケメン ちょーイケメン ハハハ」

若君 「 ? 」

医師 「そのイケメンさんが武士みたいなしゃべり方をすると変わってるけど様になるよなー」

若君 「・・・・・・・・」

     尊;((なんか大丈夫みたいだし))


アシガール22-4

     尊;((特に何もしてないのに 女の人にモテる・・・
      かしずかれるのに慣れてるなー 当然なんだろーけど))


というわけで 2週間後 尊の心配など何も問題もなく退院することになった



若君 「尊か お前が用意した着物 申すとおり着てみたが

  「 わー…」

看護士達「キャー かっこいい!!」 

    「キャー 似合う!」

若君 「だがどうにも落ち着かぬの」

     尊;((お姉ちゃんもさぞや見たかったろう・・・))

  「でもちゃんと着れましたね
    わからないかと思ったけど・・・ ジーパンのファスナーとか」

若君 「そこはあの者が手を貸してくれた」

おばさん看護士「ほほほ ヤクトク ヤクトク」



アシガール22-8


唯の家に到着―――玄関にて両親が正座している

  「唯の父 信行にござる」

  「唯の母 育代でございます」

     尊;((なんか子供の入学式みたいなカッコしてるよ))

若君 「唯の父母か」

アシガール22-5

  「客間は畳が古くて恥ずかしいと親が言うんで 姉の部屋を使って下さい」

若君 「ここが唯の部屋か・・・・・・・」

  「お気に召しませんか?」

若君 「ここがどこであれ―――わしには人の苦しみなどない世に見える」

  「それはまあ戦国と比べれば」

若君 「このように暮らしていながら 唯は何故(なにゆえ)
     足軽のなりをして戦に出ようと考えたのじゃ?」

  「それは・・・・・若君の命を守りたい一心です
    何も考えないでつっ走ったんです そーゆー姉なんです」

アシガール22-6

【第二十三戦へ続く・・・】
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