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☆ココハナ2014年1月号 アシガール第二十四戦☆

アシガール24-1





若君が戦国時代へ戻る予定の満月の日の早朝―――
いつものように早朝鍛錬をしている若君のもとへ尊がお茶とおしぼりを持って行った


     尊;((この小姓生活も今日までかと思うと寂しい気がする))

  「あれ? やってない・・・ さすがに今夜のためにひかえたのかな」

隣のじい「まさか風邪でもひかれたんじゃないだろうな 若君」

  「・・・・・・さあ」

隣のじい「さあとは何だね」

     尊;((じい うざっ))



  「若君 起きてますか?」

ノックをして部屋に入ってみると・・・

  「若君!? え―――っ どーしたのー!? うわっ すごい熱! 大変だ!!」






医師 「感染症をおこしてます 体内に異物が残ってたんです
    すぐに再手術をして取り除きます」

  「再手術… というと…今夜は帰れない…?」

医師 「そりゃあ当然手術するんだから  まあ 若いし体力もかなり
    回復してるから 4~5日で退院できますよ」

アシガール24-2

  「何やってるのっ だめじゃない!」

若君 「戻らねばならぬ・・・」

  「そんなの無理よ!」

若君 「しかし… 尊の話では 今宵戻らねば…次ぎの満月まで待たねばならぬのじゃ」

  「だからって その体で行かせるわけにはいきませんよ」

若君 「しかし…唯、 唯の身が案じられる……」

  「若君…」

医師 「人の身を案じる前に死んじゃうよー」

  「唯のことはこっちで何とかします あなたは大人しく手術を受けなさい!」

  「・・・・・・・・」

  「何とか…できるのよね?」

  「・・・・・・・・」



その夜 尊の実験室で―――

  「若君が今夜戻れないと 唯はどーなるんだ?」

  「つまり 若君が突然消えたという状況の中 むこうで一ヶ月ひとりで過ごすことに…なる」

  「ん――… どーして そーゆーことになるか どうもよくわからんなー」

  「若君が戻れない理由を唯に知らせる方法はないの?」

  「そりゃ 僕が行って説明して 一ヶ月むこうで過ごして帰って来たいけど
    それができないんだ」

アシガール24-3

  「燃料は電気やガソリンじゃないんだよ 宇宙線というものを少しずつ蓄積して作るから
    燃料として使うにはとても時間がかかるんだ もう2回往復できるほど残ってなくて
    僕が行ったら若君が帰れなくなるかも・・・」

父、母  「・・・・・・・・・」

  「だいたい何でそんなややこしいもの作ったんだー!!

  「だって お姉ちゃんがいきなり行っちゃうとは思わないし
    こんなに行ったり来たりするなんて思わないもん!」

  「・・・・・・唯は…どーなるの…」



一方、若君が現代へタイムスリップした夜の戦国
眠りから目覚めたじいは・・・

じい 「はっ!! なっ・・・若君!? 若君がおられぬ!! 起きぬか宗庵!!
    誰かっ・・・小平太ァ! 若君をっ 若君をお探ししろ!!」

小平太「若君のお姿 どこにもござりませぬ
     城内くまなくお探ししましたが どこにも!!」
 
家臣 「若君が城の外へ出られたはずはござりませぬ!
    城の回りは水も漏らさぬ守備で囲んでおりますれば!!」

じい 「ばっ 馬鹿を申せ! 人ひとり霞のように消えるはずないであろうが!
    こ・・・これは いったい・・・どういうことじゃ!!」

     唯;((ほんとに いったい どーゆーこと!?
      まさかっ… そんなっ… 若君… 助からなかったの?))

じい 「ええい! 今一度探せぇ!!」

家臣 「は!!」

     唯;((いやっ!! 若君が死ぬもんか 絶対!!  それじゃもしかして))

アシガール24-4

     唯;((いやっ まさかっ 若君にかぎってそんなこと…ない
      やっぱりあれだけの傷だし一ヶ月では治らなかったんだ
      次ぎの満月の夜にはきっと帰って来る 私待ってますから 一ヶ月・・・長いよ~~~~))

門番 「開門! 開門! 殿じゃ!! 黒羽城より殿が参られた!!」

殿  「天野!! 信茂はどこじゃ!!」

     唯;((あれが… 殿様 てことは若君のお父さん))

殿  「忠清が消えたとはいかなることじゃ!」

じい 「は・・・はひっ 申し訳…ございませんっ」

殿  「何があった?」

アシガール24-5

成之 「まだ そうと決まったわけではございません お父上様
    ともかくも 忠清殿をお探し申さねばなりません」

殿  「―――成之 参っておったのか」

成之 「どうか そのお役目この成之にお申し付け下され
    草の根分けても忠清殿を見つけ出しましょう」

殿  「・・・そうか よう言うてくれたの」

     唯;((はああ!? 何しらじらしいこと言っちゃってんのよ あいつ!!
      あんたが全部仕組んだことだってわかってんだからね 殿様にいいつけてやる!!))

アシガール24-6

     唯;((ひええ~~ こっ・・・恐っ よく考えてみたらこれは非常にまずい気がするぞ
      あいつが若君を殺そうとしたことを 私が知ってることを あいつは知ってる…!!
      これは 若君が戻ってくるまで何も言わないほうがいいような気がする
      とにかく 一ヶ月 目立たず騒がず厩に引きこもろう))



馬番組頭「唯之助 逃げろ!!」

  「は? 何ですか いきなり」

馬番組頭「取締方がお前を捕らえに来るぞ!!」

  「何それ? どーして?」

馬番組頭「お前に 若君かどわかしの嫌疑がかかっておる
          お前が高山方の間者だと言うのじゃ」

  「そんな馬鹿な! 私がそんなことするわけないでしょー!」

馬番組頭「わしもお前がそんなご大層な者とは全く思わぬ
      だから こうして知らせに来たのじゃ
      だが 捕らえられれば牢に入れられ厳しく詮議されるかもしれぬ
      今は城を出てしばらく身を隠すほうがよかろう」

     唯;((成之だ!! あいつの仕業だ!!))

馬番1「そうじゃ今は逃げるがよい いずれ疑いは晴れよう」

馬番2「取締方はわしらが足止めさる 干しワラの中を探させてやるわ」

馬番組頭「裏門から馬場を抜けて東側の山中に入れ」

アシガール24-7

     唯;((なんてこっちゃ! おたずね者になって山中に逃げ込むことになるなんて!
      まだ月は新月 うわあああん 若君早く戻って来て
      若君――――!! 逢いたいよ――――――!!))

【第二十五戦へ続く・・・】
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