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☆ココハナ2014年5月号 アシガール第二十八戦☆

アシガール28-1





    

アシガール28-2


  「? なんで?」

おふくろ様「おお 気が付いたか 丸三日眠り続けであったぞ
     一度に疲れが出たのじゃろう」

  「おふくろ様・・・ あれ? どーゆう状況でしたっけ? ここはどこですか?」

おふくろ様「天野様のお屋敷の離れ座敷じゃ
     城は人目が多いゆえ静かな場所で養生させよ と若君様がお手配なされたそうじゃ」

  「じゃあ 本当に・・・ 若君が戻ってきたの!? あれは夢じゃなかったんだ~~」

おふくろ様「そうじゃ 目出度いことにご無事でお戻りあった」

  「生きてた~」

おふくろ様「そのご祝賀でお城は沸き立っております」

  「よかった~」

唯はうれし涙を流し それを着物の袖でぬくって・・・

  「ありゃ? なんか着替えてるんですけど?」

おふくろ様「案ずることはない 着物を替えたのはこの私じゃ
     若君様のご使者が私を迎えに参られたのじゃ
     『子達も共に連れて来てよい 唯之助の介抱は母御おひとりでなされるように』と申された
     他の者は手出ししておらぬゆえ心配はいらぬ」

  「は――― そースか~・・・・・って 
    そっ…それじゃ おふくろ様に私が女だってことバレちゃいました?」

おふくろ様「ホホホ 阿呆じゃの この子は
     狭い家で寝起きを共にしておったのじゃ とうに知っておりました」

  「え!? でも そんなことひと言も言わなかったじゃない」

おふくろ様「女の身で足軽となり戦に出ようとは よほどのわけがあるのじゃろうと思うて
     問いただそうとは思わなんだのじゃ」

  「そーだったの・・・ うそついてすみません・・・」

おふくろ様「よいのじゃ 女子の身で若君様をお救いし手柄を立てるとはたいしたものじゃ
     腹が減っておりましょう 玉子とねぎの粥がありますよ」

  「玉子とねぎのかゆ―――!!

おふくろ様「天野様が何やかやとお届け下さるのじゃ」

     唯;((くっさい牢にいたはずが 目が覚めたら状況が一変していた
      戦国に来てから初めてのそこそこ柔らかい布団と玉子とねぎの粥――!!」


アシガール28-3


じい 「回復したら殿がお目通りを許されるそうじゃ おそらく褒美をいただけるぞ」

  「ほうびー!!」



     唯;((天野パパも見舞いに来るし))

信近 「吉乃殿」

おふくろ様「これは天野様 何かとお心遣いかたじけのうござりまする」

信近 「いやいや・・・ お そうじゃった 唯之助はいかがか?」

おふくろ様「はい 今日は朝から顔色-」

信近 「吉乃殿も寝ずの介抱でさぞ疲れておろう
    人手はあるのじゃ 吉乃殿も少しは休んだらどうじゃ」

おふくろ様「いえ 私は 生来 丈夫ですので」

信近 「いやいや 唯之助はもっと丈夫そうじゃ」

     唯;((吉乃殿? 知らなかった おふくろ様吉乃って名前なんだ
       天野パパのお見舞いは よこしまなものを感じる
       お見舞いには取締方も来るし お馬番も来るし 知らない人も来たのに
       肝心の若君とは全く会えないんですけど―――!!))



小平太「ずい分良くなったようじゃの 若君が案じられて様子を知らせよとおおせられた」

  「若君は忙しいんですか?」

小平太「お戻りになられてから すっと殿のご住居である本丸御殿においでじゃ
    ひと月ぶりにお戻りになったのじゃ お命を狙われた後でもあり
    しばらくはご他出はなされまい」

  「そうですか――― そーですよね―――」

小平太「そうじゃ これをお前にと お預かりした」

小平太は 懐から封筒を取り出して唯へ渡した

     唯;(( あ 尊からだ))

                                  

     お姉ちゃんへ

     きっと無事でいると信じてる

     若君は本当に危ない状態で 2回手術して1か月では戻れなかったんだ

     今はもうすっかり良くなって心配はいらないです!

     いろいろ面白いこともあったけど くわしいことは帰ってから話す

     それから…実は…言いにくいけど… タイムマシンの燃料が残り少ないです
 
     くわしいことは若君に聞いて下さい




  「会えないのに・・・ 状況が全くわかっとらん」


     P.S. 
     見たいだろうと思って こっそり撮った写真を入れておきます
    
     絶対人に見られないように




唯は同封されていた写真を見る

     唯;(( ギャ!! ))

アシガール28-4

     唯;((若君がっ 私のベッドでジャンプ読んどるー!!))

  「ズルい!! こんなのっ 私も生で見たいよー!!」

     唯;((でも そうか… 私が生で見ることは絶対ないんだ……
       2人が同時に現代にいることはできないんだよね…

アシガール28-5

     唯;((戦国じゃ 相変わらず会うこともできないし 
       お父さんもお母さんも尊も許せん!! ズルい!!))

唯は外を見ようと布団から出て障子を開けたら・・・

若君 「 お 」

目の前に若君が立っていて驚く唯

  「わっ・・・わわ

若君 「しっ 声が大きい」

若君がスッと部屋へ入り 後ろ手でそっと障子を閉めた

若君 「驚かせてすまぬ なかなか一人になれぬゆえ 寝たふりをして抜け出して参った
    お前のおかげで一命を取り留め こうして無事に帰ることができた 礼を申す」

  「よかった――― ほんとーに治ってる―― うそみたい――
    最後に見た時があんなだったから――」

唯は涙を流して喜んだ

アシガール28-6

     唯;((なんだか 若君の目が今までと違う(ような気がする) こっ…これって
      でも実は 私 今日ひっさしぶりにお風呂に入りました 病み上がりなのでお布団敷きっぱなし

        『だまって帯を解いて身をまかせりゃ 若君様の方でやるこたやって―――』
 
     ぎゃあああ!! あやめさんのろくでもないアドバイス思い出した))

アシガール28-7


若君 「ご父母と尊は親身に世話をしてくだされた
    わしにはその恩にむくいる術がないのが心苦しかった
    せめて唯を必ず無事にお返しすると誓うて帰ったのじゃ    これを返しておく」

若君は懐剣を唯へ渡した

  「あ そういえば 尊が燃料が残り少ないって書いてましたけど
    あと何回使えるんですか?」

若君 「・・・・・・・・   あと 一度 と申せばいかがいたす?」

  「一度だったら家に帰るのあきらめますー」

若君 「早いの ここで生きるつもりか?」

  「だって―――」

     唯;((むこうには若君いないも―――ん))

若君 「今のは嘘じゃ 尊はあと二度と申した」

  「二度 それじゃ一度帰って次に来たらもう帰れないのか」

アシガール28-8

【第二十九戦へ続く・・・】
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