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☆ココハナ2015年1月号 アシガール第三十五戦☆

アシガール35-1







  「えっ  見つかったの? 若君の生まれ変わりが? さっそく?」

  「うん」

  「・・・どーして その人だってわかったの?」

  「このタイミングで転校してきたし 席となりだし 足の速い女子が好きだし
    何故か黒羽城の石垣に惹かれるんだと」

尊、母「・・・・・・・」

  「いやでも それだけで・・・」

  「早く見つかってよかったね」

  「そだね」

  「着がえていらっしゃい」

  「はーい」

  「多分 間違えてるよね 絶対・・・」

  「いいのよ そう思いたいのよ 今は 若君に会えないことを考えたくないんでしょう」

  「・・・・・・・」




翌日の学校―――

友達3人え―――――っ!! 高木君に告白するの!?」

  「うん 今日中にもやってしまう」

友達1「昨日 会ったばっかりでしょ!?」

友達2「あんた一ヶ月ぶりに学校出てきたと思ったら早くない?」

友達1「てゆーか 高木君が好きなの? 一目惚れ?」

  「いや 今のところはまだ全然好きじゃない」

友達1「全然!?」

  「だけど 高木君の中にあの人の魂があるのなら いつか きっと大好きになるはず」

友達2「はずって何?」

友達3「でもまあ よかったじゃん 唯に好きな人ができるなんてね」

友達1「・・・いや なんか 思いっきり間違ってるだけだと思う」


アシガール35-2


     唯;((これは・・・ないわ 
       四五〇年の間に顔も声も 何もかもが変わってしまったとしても))


アシガール35-3


     唯;((恵比寿っさんみたいになるはずは絶対ない  まあ…わかってはいたんだけど))




下校して家に着いたとき 家の前で・・・

女の子「あの・・・ ここのお家の方ですか?」

  「はい・・・?」

     唯;((おっ・・・ すごい かわいい))

女の子「あっ じゃあ 妹さんですか?」

  「は? いや 違います違います 姉です これでも 尊のお友達?」

     唯;((尊も隅に置けぬの))

女の子「いえ 弟さんの方じゃなくて・・・ 忠清さんに」

  「え?」

     唯;((忠清・・・さん ・・・て  はあ!?

女の子「この前のお礼にケーキ作ったんです ヘタなんですけど・・・
    忠清さんはお留守ですか?」

  「う・・・ はい」

女の子「よかったら みなさんで食べてください」

  「はい・・・」



尊の部屋―――

  「・・・・・・・ 忠清さん・・・は 」

     唯;((こっちでいったい 何をやってたんじゃ――――――――!!))

  「ひっ・・・人がっ 寒くて くっさい 牢屋に捕(と)らまってひどいめに遭ってる時にっ・・・」

  「くわしいことは知らないけど 『礼を言われるほどのことは何もしておらぬ』って
    言ってたよ 若君」


アシガール35-4


  「実は 今まで 言わなかったことがあるんだけど・・・」

  「何?」

  「若君は お姉ちゃんが一番好きだって言ってた」

  「ほっ・・・ ほんとに!?言ったの若君が?」

  「うん・・・ 正確には『わしは唯ほど好もしい女子には会うたことがない』って言ったよ」

  「彼ったら 弟の前でそんなことを 尊っ よーゆーことは早く教えてよっ」

  「だって 今さらそんなこと聞いても悲しいだけだと思って」

  「あっ・・・・・ そーだった 会えないんだ・・・・・」

     尊;((若君は本当にコレが一番好もしいのかな・・・))

  「・・・・・あ 尊・・・ 燃料って何?」

  「へ?」

  「燃料切れってことは また溜まれば使えるんじゃないの? タイムマシン」

  「今頃 そこに気付いたの?」

  「それっ いつ溜まるの?」

  「一回分なら 二ヶ月ぐらい 四ヶ月で一往復分は溜まるけど・・・」

  「二ヶ月!?マジで!? あはははっ 
    な―――んだ それじゃ 二ヶ月たてばまたむこうに」

  「行けません 宇宙線はそのままじゃ燃料として使えないんだよ
    溜まった宇宙線に時間をかけて圧力を加えるんだ 燃料として使えるようになるのは三年後・・・」

  「三・・・年・・・ 三日ぐらいでできる方法ないの!?

  「無理言わないでよ いろいろ調べてるけど まだわからないことが多くて
    うかつなことをすると 大爆発も起こしかねないし」

  「いいよ 待ってる そんで 何年かかったって行けるようになったら 即 行く!

  「・・・・・ でも その時 若君は・・・」

  「それは 許しません もう 戦国へ行ってはだめ」

  「え――っ どーしてー?」

  「何が起こってるかわからないじゃないの 永禄二年はもうすぐ終わるのよ」

  「それは大丈夫だよー 若君が 必ず生き抜くって約束したんだからー」

  「その 読みの甘さは父親似だね そりゃ お母さんだって若君の言葉を信じたいよ
    できるならすぐに行って助けたいとも思う だけど・・・ 次に行った時 
    もし… 若君がもう… いなくなっていて お城も焼けてみんないなくなっていたら
    あんたは その状況に耐えられるの?」

  「・・・そんなこと 絶対ないもん」

  「・・・まったくこの子は とにかくそんな所に行かせる親なんていないよ
    つらいだろうけど あきらめて」




―――そして 新しい年が明けた―――


  「若君が無事 永禄三年を向かえますよーに 
    一日も早く若君と再会できますよーに
    そして 結婚できますよーに」  両手を合わせて唯は朝日にお願いをした

     唯;((私は全くあきらめてない 必ず生き抜くって 見ていてくれって 
       若君が言ったんだから ――でも 見ていてって どうやって? 若君・・・」


学校にて

木村先生「おっ お――い 速川 速川」

  「はぁい」

木村先生「お前 羽木家の歴史に興味あったよなぁ?」

  「え? はい!!」

木村先生「新発見だ すごい事実がわかったんだ 
     どうやら羽木家は永禄二年に滅んだんじゃないらしいぞ
     新たに見つかったのは 松丸義秀から羽木忠高に宛てた手紙だ」

     唯;((羽木忠高 殿様だ!!))

  「何が書いてあるんですか?」

木村先生「ひとことで言うとわび状だな
     『こたびの高山軍との戦で勝利されたことおめでとうございます』
     『つきましては 以前 約束した縁組ご再考いただきたい』という内容だ
     で 日付がなんと 永禄三年の四月」

  「て ことは?」

木村先生「少なくとも その時点では羽木家は滅んでいなかった てことだ
     永禄三年以降の羽木家に関する資料は初めて見たよ
     いやいや 長年研究してるがこんなことはとても信じられん
     まるで 歴史が変わったみたいだ」

     唯;((変わったんだ!! 生き抜くって約束したとおり 若君が変えたんだ!!
       若君!!  超好き ))

  「ん? 縁組って何のことですか?」

木村先生「だから 縁談だろ 羽木忠清と松丸家の姫との結婚話じゃないか?」

  「ええー!! 何それ!!

     唯;((あ!! そーいえば 松丸阿湖!!))

  「でもっ その縁談はっ 前の戦で小垣城が落ちた時 松丸の方が裏切って消えた話ですよ!」

木村先生「え? そーなのか? すごいな お前・・・」

  「今さら勝手すぎるじゃないですか!!」

木村先生「ん―― まあしかし 仕方ないだろ 松丸家は羽木と高山に挟まれた小さな領主だ
     生き残るための日和見はしょーがない」

  「・・・それで その・・・縁談・・・ ど・・・どーなったんでしょう」

木村先生「これだけじゃ それは わからんな
     しかし 高山と敵対してる羽木家にとってもいい話なんじゃないか?
     生き残るためには 受けざるを得んてとこだろう」

     唯;(( そんな!!))


アシガール35-5

【第三十六戦へ続く・・・】

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