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☆YOU2013年3月号 高台家の人々第1章☆

高台家1-1






     茂子;((昨年のクリスマス 兄の光正(みっちゃん)が彼女を連れて来たので
         私と弟は驚いた))


高台家1-2



光正 「妹の茂子と 弟の和正だ」

     茂子;((みっちゃんは もちろん女にはすこぶるモテるけど 紹介されたのは
         初めてだったし 彼女は平凡で正直冴えない人だった))

光正 「両親はロンドンの祖父母の所に行ってるんだ」

木絵 「ロンドン・・・・」

     茂子;((でも 驚いたのは そのことじゃなくて))

     木絵;((こっ・・・これは! 黒髪・碧眼・超美形の高台様が三人も!!))


高台家1-3



     『彼らの正体を知ったダッフンヌ神父に狙われて 日本に逃れて来たのだった
      だが 法衣の下によこしまな心をかくし持つダッフンヌ神父の真の目的は
      彼らの仲間になって永遠の命を手に入れること
      ダッフンヌ「三人の誰かに血を吸ってもらうん  ニッキキ」』


茂子 「・・・・・・・」

和正 「・・・・・・・」

     『そこで ダッフンヌは女に変装してやって来ました
     ダッフンヌ「あたい道に迷ったの」
     光正「それはお気の毒に」』



高台家1-4



木絵 「え?」

     木絵;((何・・・今の!? まっ・・・まさかっ・・・ 光正さんだけじゃなくて
         三人とも人の考えてることがわかるテレパスなの―――!?))


高台家1-5



     茂子;((だから 木絵さんのいきなりわき出る空想に驚いた
          〔いかにもみっちゃんが好きそうな バカバカしい話だし…私も好きだけど〕))

     木絵;((ど・・・どうしよう  もし そうなら 恥ずかしくて死ぬ!!))

光正 「ごめんね 二人とも変人だから気にしないで」

木絵 「あ うん」

     木絵;((そ・・・そうか  じゃあ・・・気にしないことにしよう))

     茂子;((そして 一番驚いたのは 彼女がみっちゃんの能力にうすうす気付いているのに
         みっちゃんと一緒にいること  誰だって 自分の心を読まれる相手となんて
         一緒にいたくないだろうに  勝手な話だけど 私は絶対 嫌だ
         それ以上に 人の心が読める こんな力を持つのは もっと嫌だ
         他人の考えてることが全てわかれば どんなにいいだろうとみんな思うだろう
         特に恋をしたら 相手の本心を知りたいと思うものらしいけど
         でもそれは 大きな間違いで))


高台家1-6


     茂子;((それでも 相手の心が何もかもわかりすぎると なかなか恋はできない))



浩平 「お―――高台  久しぶり」

茂子 「ごめん! こっちから頼んだのに遅刻した」

浩平 「忙しそうだね  はい じゃあ これ」

茂子 「わ――サンキュー」

浩平 「あの本 持出し禁止だから 全部コピーした すごい時間かかった」



高台家1-7



     茂子;((この人といるのはとても気持ちが楽 もちろん彼だっていいかげんなことも
         意地悪なことも エロいことも考えることはあるけど
         心の奥にはいつも春の海のような 優しい色がある・・・
         そして何より 浩平は私のことが大好きだけど それは恋ではない
         私も浩平のことが大好きだけど それは恋ではない
         だから長く友だちでいられるんだ))

ブ――― ブ――― と浩平の携帯が震えた

     浩平;((あ ちさちゃん))

     茂子;((ちさちゃん?))

茂子 「もしかして 彼女?」

浩平 「え? ハハ・・・」

茂子 「えっ そーなの? 浩平彼女できたの?」

浩平 「ん~~~どーかな」

茂子 「何 その歯切れの悪さ」

     浩平;((だって つい昨日・・・))

茂子 「昨日 告白されたの!?」

浩平 「え!? どーして それ・・・」

     茂子;((あわわ しまった!))

茂子 「だっ・・・誰よ? 私の知ってる人?」

浩平 「三浦って知らない? 2コ下の三浦知紗 昨年から教授のゼミに来てる」

茂子 「いや――― 知らないな」


高台家1-8

     茂子;((ああ・・・昨日のことを思い出してんのか・・・))

浩平 「俺と高台が? いや ないない 友達・・・男友達だな
     あいつ あー見えて 中身は俺より男らしいし」


     茂子;((なにおうっ))

浩平の言葉を聞いて知紗さんはポロッと泣き出した

浩平 「え!? なになに? どーしたのっ」

知紗 「す・・・すみません 岸本さんは 高台さんと恋人だって すっと…思ってたから
     あんな素敵な人がいるから…ってあきらめてたけど
     でも…どうしても 気持ちを伝えたくて…  好きです 4年間ずっと…あなたが好きです」


     浩平;((あんなこと言われたら やっぱり 嬉しい 可愛い ))

     茂子;(( 嫌だ ))


浩平 「じゃ また」

茂子 「うん これ ホント ありがと」

浩平 「いえいえ」

     茂子;((どうして私 こんなショック受けてんの?   嫌だ あの子 嫌い
         浩平はあれで けっこうモテるし 彼女がいたこともあったけど
         全然 平気だったのに  ってことは もしかして… いつの間にか
         私の方は 恋だったの?
         他人の心の中ばかりのぞいて 自分の本心には気付いてなかった))




茂子は木絵を飲みに誘い出した

茂子 「あ――― 木絵さん ここよ  ごめんね 突然電話して」

木絵 「あ ううん ひまだったから」

     木絵;((びっくりした・・・けど すごい嬉しかった
         でも私 話すの下手だし… 女同士の雑談って特に苦手で…
         きっと 退屈させちゃう))

茂子 「ちょっと 飲みたくなったので
    でも こーゆー店に一人では来ないから 落ち着かないので
    いてくれるだけで助かります」

     木絵;((…こういう言い方 光正さんに似てる  でも茂子さん 少し悲しそう…?
         どうしたんだろ 失恋とか…? まさかね―― こんなに美人でカワイイ人が…
         あ… でも こういう場合は あるかも))


     『ある所に 美しく 気高く 心優しい 誰からも愛されるお姫様がいました』

高台家1-9

     『だが 姫の気持ちなど思いもよらないヤンデルソンは 村長の勧める縁談を受けました
      それを知った姫は泣きました
      うさぎ「は? 何それ 自分の気持ち 何で伝えへんかったん?」』


     茂子;((うさぎ ムカつく
         やっぱり この人 面白いなぁ・・・
         だけど間違ってる… ヤンデルソンは姫に友情しか感じてないのよ))


茂子 「ありがと すごく楽しかった」

木絵 「ええ!? そ・・・そう?」

     茂子;((――でも ひとつだけ正しい 
         ちゃんと言葉にして言わなきゃ 普通の人には伝わらないのよね
         今さら 好きなんて言ったら 浩平は何て言うかな  すごく驚いて困るだろうな
         優しいから 笑って冗談にするかも  どっちにしても私には 本当の気持ちがわかる
         こわいけど  生涯初の告白をやってやろうじゃないか))

【第2章に続く・・・】
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