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☆YOU2014年12月号 高台家の人々第20章☆

高台家20-1






マサオは あのとおり 女心などまるっきり読めないし押しも弱い
由布子さんは 自分を曲げるなど思いもよらぬ意地っ張りだし

ああもう こいつら百歳になっても恋人にはなれんわと あきらめかけてた時
あの子が現れたのよ





      高台家20-2

     アン;((あにはからんや))

アン 「弥生さんは由布子さんの友人の中でも 一番目立たない 無口で地味な人だったの」



   高台家20-3


アン 「みなさん どうぞごゆっくり」

     弥生;(( 誰にも 渡さんど!! 
          高台さんも この屋敷も 最後にはわしのもんじゃ!!))

     アン;((おっ へんなのがいる))



    高台家20-4


由布子「どうしたの弥生さん お入りなさいよ」

弥生 「あ・・・はい」

     弥生;((じゃかーしいわ!! お前の家じゃなかろーもん!!  ビッチ!! ))


人の良さそうな笑顔と頭の中でつく悪態のギャップが強烈で印象に残ったんだけど
とは言っても この子に何かができるはずもないと 思ってた

卒業後  社会人になった二人は なかなか会う機会も少なくなって

そして 由布子さんが会社の3ヶ月の研修で京都へ発った後 大垣弥生さんがいよいよ動き出したの




アン 「マサオ お客様よ」

マサオ「あれ? (え―――と) 大垣・・・さん? どうしたの?」

弥生 「突然すみません 私…どうしても 高台さんのことが心配で…」

マサオ「僕が心配って どーして?」

弥生 「由布子先輩のご婚約で 気落ちなさってると思って…」

マサオえ 由布子さんが婚約ぅ!?

     弥生;((嘘だけどな))

弥生 「京都の伯母様からお見合いの話があったとかで…」

     弥生;((これは本当 (見合いはしなかったけどな) ))

マサオ「・・・え? まさかっ」

弥生 「ご存知なかったんですか!? そんなっ… ごめ… ごめんなさい
    当然 ご存知だと思って… だって…もう みんなが噂してるし」

     弥生;((これも本当 (噂はわしが流したんだけどな) ))

マサオ「あ いや 君があやまることない…… 泣かないで
    そう…なの 由布子さんが婚約……
    ・・・・・・・ 
    僕 近々イギリスへ行くことにするよ」

弥生 「イギリス!?」

マサオ「以前から祖父が屋敷の管理を手伝って欲しいと言っててね
    母は一人娘だし 祖父も年だから」

     弥生;((イギリスの屋敷!! 逃さんど!!))

弥生 「まあ 偶然 私 卒業旅行でイギリスに行く予定なんです
    その時… もし お時間があれば 案内していただけますか?」

     弥生;((今 決めたけどな))

弥生 「・・・・・あ す…すみません こんな時に… 厚かましいことを」

マサオ「いや いいよ・・・  その時は連絡して」


それから彼女は 傷心のマサオを訪ねてちょくちょく来るようになっちゃって
婚約の話が嘘だと 教えてあげればすむ話だけど
それより せっかくだから 利用させてもらうことにしたの





ある日 街中で・・・

アン 「由布子さん」

由布子「マサオさんのお母様」

アン 「京都から帰ったのね  あら あなたって色白だったのね
    あ それより聞いたわよー  ご婚約おめでとうございます」

由布子「・・・は? 婚約なんてしてませんけど いったい 誰がそんなこと」



場所を移して 喫茶店へ

由布子「えっ 弥生さんが? どーして彼女がそんな話を」

アン 「さぁ・・・」

     由布子;((何か勘違いしてるんだわ それとも誰かにかつがれたのかも))

アン 「由布子さん 弥生さんは 婚約の話はあなた本人から聞いたと言って
    わざわざマサオに話しに来たのよ」

由布子「・・・・・・・ え?・・・・」

アン 「それで マサオは落ち込んじゃって イギリスで暮らすと言い出すし」

由布子「え?」

アン 「弥生さんもイギリスに追いかけて行くつもりよ」

由布子「ええ!?   ・・・それじゃ 弥生さんは・・・」

     由布子;((内気でお人好しで 一人では男の人と話もできないと言ってたのに
           そんなことをたくらんでたの・・・?))

     アン;((そう まんまとしてやられるところだったの))

     由布子;((嫌よ 彼を失うのはっ… いつのまにか私は… こんなに… 
           マサオさんは私の…  私のっ・・・・・・))

     アン;((私の?))


    高台家20-5


由布子「ちょっと・・・ 急用で・・・」

     由布子;((イギリス!! イギリスへ行かなきゃ!! 今すぐ!!))

アン 「マサオなら なかなか決心がつかなくて グズグズ家にいるわよ」

由布子「!! そーですか!」


やっと… 5年もかかって自分の気持ちにやっと気付いた由布子さんは
夢中でマサオのもとへ走った





高台家―――

――― でも顔を見たらやっぱり怒鳴った




由布子バカね!! そんな大事なことっ どうして本人に確認しないの!?


    高台家20-6


マサオ「見合いしたんじゃないの?」

由布子「しないわよ! バカね!!」

マサオ「ごめんなさい    は―――― でもよかった――
    ・・・・・・・   ・・・・・・・由布子さん それを言うためだけに来たの? わざわざ」

由布子「え…  …… そ…そうよ…もちろん 根も葉もない噂は迷惑なのよ!  それじゃ」

帰ろうとする由布子の手をとって引き止めるマサオ

マサオ「由布子さん 一つだけ答えて  もしも 僕が 
    5年前と同じセリフを言ったら  答は  違う?」

由布子「・・・・・・・」



       高台家20-7


アン 「と いうわけよ  本当に手のかかる二人だったわね」


  高台家20-8

アン 「でもまあ 弥生さんって ご自分の意に反して 役に立ってくれたのよね――
    彼女がいなかったら まだ何年もあのままだったわよー あのふたり」

光正 「そーだね ハハ」





夜、なにやらの鑑賞会のあと・・・
ロビーで由布子が クロークへ上着を取りに行っている光正を待っていると


弥生 「あ!! 由布子先輩!?  やっぱり!!」

由布子「弥生さん?」

弥生 「お久しぶりです お元気そうで 全然お変わりにならないわ」

由布子「・・・あなたも」

弥生 「それで 今日は高台さん… ご主人と一緒に?」

由布子「……いえ その予定でしたけど 風邪気味で」


   高台家20-9


弥生 「私は娘と一緒ですの」

     弥生;((逃さん!!))

  「娘の葉月です  どうか よろしくお願いしますわ」

弥生 「それで… あの 光正さんは 独身?

由布子「ええ…  でも 婚約者がいますのよ」

弥生 「  」

二人は帰って行った


由布子「光正 ニヤつくことありません
    彼女の娘よりは 木絵さんの方がましってだけです」

光正 「あ――― はい はい」

     光正;((大垣弥生さんは また 少し 役に立ってくれたな))

【第21章へ続く・・・】
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