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☆YOU2015年1月号 高台家の人々第21章☆

高台家21-1








  高台家21-2


     光正;((他人の思考が流れ込んで来ないように 頭の中で耳をふさいでいる))

沼田部長「高台君 ちょっと  この前出してもらった君の企画書だけど」

光正 「はい」

沼田部長「上の方で評判が良くて 社長の目にもとまってねー
    それで 明日の会議までにきちんとまとめた物を用意しておいて」

光正 「え・・・・・  明日・・・ですか?」

沼田部長「急な話ですまないんだけど」

     沼田部長;((まったく・・・ 勝手なこと言いやがって社長のやつ))

    高台家21-3


社長 「これ明日の会議で取り上げよう 準備しておくように」

沼田部長「明日の!?」

社長 「無理かね?」

沼田部長「いいえ まさか! とんでもありません
    部下にはつねづね迅速かつ正確に と指導しておりますので もちろんできますとも」



     光正;((とは言っても 相手と会話する時はどうしようもない
         言葉と思考が同時に入ってくるから))

沼田部長「大丈夫でしょ 君なら」

     沼田部長;((やってもらわないと困るんだよ ――まあ 間に合わなかったら高台君のせいで
         うまくいったら僕の手柄ってことで))

 
   高台家21-4


 
先輩 「高台君  やったな すごいじゃない」

光正 「どうも」

先輩 「今回のプロジェクト かなり大規模なものらしいから
    うまくやれば 出世街道一番乗り間違いないよ  がんばれ」

     先輩;(( 『君もまた 我を置き去り 行くんだね』
           『後輩の 背ばかり見える 出世街道』 ))

     光正;((まったく・・・ 勘弁してください
         でも この人は頭の中でいつもサラリーマン川柳をひねっているから
         ちょっとおもしろい))


同僚 「同期の誇りだよ 高台  手伝えることがあれば言えよ」

     同僚;((宿命のライバル 高台光正!
         くそっ 俺より少し女にモテるくせに 俺より少し仕事もできるなんて))


  高台家21-5


職場の人達の思考が頭に入ってくる・・・

     「なんで 高台ばっかり」
     「ちくしょ―――」
     「いいな―― うらやましーな――」
     「失敗しろ」
     「イケメンのくせにっ」

     光正;((ここは 特に エリート意識が高い人間が集まってるから
         こういうのは ある意味 当然のことだと思う  だけど 聞きたくはないよな))


後輩 「高台さん 今日 残業されるならば お手伝いします!
    自分 デートの相手もいませんし」

     後輩;((カッコイイな――  ハンサムで優しくて仕事のできる男!
         この人についていれば 間違いない!))

光正 「ありがとう でも大丈夫だ」

     後輩;((がっかり))

     光正;((かといって こーゆーのも暑苦しい))


鶴見 「高台くん」

     光正;(( またか・・・ ))

光正 「はい   あ 鶴見さん」

鶴見 「それ 今やってる A社の報告書はこっちでやるから」

光正 「え・・・ でも」

鶴見 「A社の担当は私だから あれこれ抱えてミスでもされたら困るのは私なのよ」

     鶴見;((あなたの実力は認めてるわ 企画に専念して 必ず成功させて がんばってね))

     同僚;((うぇぇ やな女~~~))

光正 「では お願いします 助かります」

鶴見 「別に」

     光正;((もちろん 思いがけない人の優しさを知って感動することもある
         思ったままを言えばいいのに

         ―――と 今はそれどころじゃなかった なんだか このところずっと仕事が忙しい))



そのころ 木絵は・・・

阿部 「木絵ちゃん 今 鶴見女史に聞いたんだけど あなたのダーリン大変みたいよ」

木絵 「え?」

阿部 「あそこの 沼田部長って やな奴なんだって
    上にはぺこぺこして 部下には無理なこと言うそうよ」

     木絵;((沼田め~~~ どうしてくれよう))






沼田部長「高台君 専務が呼んでおられるよ」



専務 「やあ 高台君 忙しい時に すまないね」

光正 「いえ 何でしょうか」

専務 「うん いやね・・・ その・・・」

     専務;((う―――ん 何と言おう 困った・・・))

     光正;((何だ? 何か嫌な予感・・・))

専務 「あ・・・ 今回の件は 大変だろうけど 君にとってもチャンスだからね」

光正 「はい ありがとうございます」

     専務;((えりにも 困ったもんだ・・・))



えり 「そーだ パパ 高台さんをゴルフに誘ってよ」

専務 「…だから 彼にはもう 決まった人がいると言っただろう」



高台家21-6



専務 「あ そうだ 高台君  君ゴルフとかやる?」

光正 「いいえ 一度も」

専務 「そうね 若い人は あんまりね――」

光正 「失礼します」

     光正;((この忙しい時に何の話だ まったく  しかし 気が弱くてよかった))


専務の部屋を出て歩いていると・・・

光正 「木絵」


   高台家21-7



光正 「いや たいしたことないんだけど・・・ 木絵は 今日 料理教室?」

木絵 「あ うん」

     木絵;((『ルーから作る本格ビーフシチュー!』うまくできたら光正さんに食べて欲しい))

光正 「帰り 迎えに行けないけど」

木絵 「いいのよ そんなことっ」

     木絵;((そんなことより 私に何か手伝えることは・・・  ・・・ないよね))

木絵 「じゃあ お疲れ様」

光正 「木絵 大丈夫だから あとで電話する」

木絵 「うん」

     後輩;(( いいよなぁ 平野さん ))

    高台家21-10



後輩 「はい!!」

     光正;((こいつ いいやつじゃないか))






夜になって・・・

     光正;((しかし・・・ いい人間が 仕事もできるとは限らない))

後輩 「コピー全部終わりました」

光正 「ありがとう 助かったよ  あとはもう一人でやれるから 帰っていいよ」

後輩 「いえ まだ 大丈夫っス」

光正 「いや・・・ホントにもう」

後輩 「そうスかー」


コーヒーを飲みながら 書類をチェックしていて・・・

光正 「あ  11年度分がすっぽり抜けてる……  全部やり直しだ……
    ま もともとひとりでやるつもりだったから…  いいけど…」

     光正;((なんだか 今日は いろいろ疲れた……
         今の仕事は好きだし 他人と付き合うのも 以前よりは嫌いじゃなくなった気がするけど
         でも やっぱり 会社勤めは 向いてないかな――と思う))

光正 「夕飯食べてない・・・」


     高台家21-8


     『案外 小さかったので

     魔物「ビーフしちゅ――」

     王子は喜んで 激ウマビーフシチューを食べました

     魔物「王子 食べすぎぜよ」

        「こぼしちゅ――  ビーフしちゅ――  こぼしちゅ―― 」  』



     光正;((なるほど それがいいたくて 土佐か))

光正 「ぶ・・・   驚いた 一瞬木絵の妄想癖が伝染(うつ)ったかと思った」

事務所 外の廊下に・・・

     木絵;((光正さん 大丈夫って言ってたけど いつもより少し元気ないような気がしたし
         このビーフシチュー 我ながら プロ級の味のような気がするし
         持って来ちゃったけど 邪魔しちゃ悪いしな――))

     光正;((本当に僕は))


   高台家21-9



    高台家21-11

【第22章へ続く・・・】
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Re: 伝染るんです

コメントありがとうございます  
気付くのが遅くてすみませんでした
モンスターの表情 かわいいですよね (*^_^*)
私はなんとなくアンパンマンを連想してしまいました^^;

これからも よろしくお願いします(ゝω・)

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