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☆ココハナ2012年6月号 アシガール第六戦☆

アシガール6-1






  「 かぎみさまああああ 」

突然の絶叫とともに現れた姉に驚く弟尊(たける)

アシガール6-2

  「すごい ちゃんと戻ってきた・・・それも」
      
      尊;((足軽になって!! 超元気だ・・・))

  「ほげげっ  たっ・・・尊―――っ!! 
     じゃあっ・・・私っ 本当に帰って来れたんだ!!
     もう二度と会えないかと思ったよっ」

  「ごめん・・・僕のせいで よく無事だったね」

  「あっ そうだ! お父さんとお母さん! 
     早く元気な姿を見せなきゃ! 死ぬほど心配してるだろうね!」

  「あっ・・・いや 待って!」

  「お父さん、お母さん ただいま――っ!!
     愛娘が無事に帰って参りましたーっ!!」

  「は? 何言ってんの?」

  「『おかえりなさい』だろ 帰って来たのはお父さんの方だぞ
     何だそのかっこうは? 仮装行列でもやるのか?」

  「なんか うす汚れてるわねェ」

  「は?

      唯;((ありゃ? なに この温度差?))

  「それより 早く食べなさい せっかくのステーキが冷めちゃったよ」

アシガール6-3



夕食が終わって唯の部屋にて・・・

  「つまりだね お姉ちゃんが消えてから戻って来るまでこっちの時間では
     3分しかたってないんだ

  「・・・はあ!? 3分・・・? 何じゃそりゃ!!

  「コレ 満月の夜に一回だけ片道しか使えないって前に言っただろ?
    まず 現代(いま)の満月の夜から戦国のある満月の夜に行くと
    次の満月の夜まで帰れないから むこうで30日が過ぎる
    で 30日後の満月の夜に戻って来れば 行った日に戻れるようにできてるわけ」

  「そーなのー?」

  「でなきゃ 一ヶ月間行方不明ってことになってめんどーだろ?」

  「でも 心配してないどころか 誰も知りもしなかったって・・・
    ちょっとがっかり」

  「何 言ってんの 僕はすごく心配したよ
    計算では片道20秒、一分足らずで戻って来る予定だったから
    あとの2分間は死ぬほど心配したよ」

  「2分って・・・ たったの!?」

      唯;((そりゃ確かにめんどうなことにならなくてよかったんだけど・・・))



翌日の唯の学校―――

友達1「唯っ おはよっ」

友達2「今日は早いじゃん」

友達1「あんた ブレザーは?」

  「なくした」

友達1、2「はあ!?」

      唯;((すっかり忘れてて永禄二年に置いてきますた))


お昼休み―――

      唯;((でも こう何事もなかったように元の生活が続いていくと
      全部 夢だったようで淋しい・・・・・))

友達1「えっ お弁当残すのォ? どーした 唯?」

友達3「弁当だけが生きがいの子が」

  「ん―――あんま 食欲なくて・・・」

      唯;((一日2度の粗食で一ヶ月過ごしたからね))

友達2「そーいえば ちょっとやせたんじゃない?」

友達3「おや? もしかして恋わずらいとか?」

友達1,2「唯が恋わずらいってうける~~~~ハハハ」

  「あの人に逢った瞬間・・・

アシガール6-4

友達2「は? 何それ 大河ドラマの登場人物?」

友達3「俳優の名前は?」

友達1「『はぎ』って『羽』の『木』?戦国時代の殿様だよね?黒羽城を建てた人」

  「どーして知ってるの!?

友達1「は? この辺の人間なら名前くらいは知ってるでしょ
    日本史の木村がよく授業中脱線して話してるじゃん」

友達3「そうそう あの先生って郷土史研究ではわりと有名な人らしーよ」


社会科教諭室にて―――

  「先生 教えて下さい!!」

木村先生「・・・速川?」

  「黒羽城はどーしてなくなっちゃったんですか?
    羽木家はどーなったんですか?」

木村先生「羽木家はな 1559年 高山家との戦に敗れて当主の忠高が死んで
     滅びたんだ  その戦で黒羽城は炎上、消失してしまったよ」

  「滅びたって・・・・・・」

アシガール6-5

木村先生「確かに武力では羽木の方が上だったがどうして負けたのか
     長年研究しているが よくわからないんだ
     その戦については くわしい史料がなくてね―――」

  「・・・1559年って永禄で言うと何年ですか?」

木村先生「1559年は 永禄二年だな

  「何言ってんですか!? 永禄二年は私が行った年だからそれ間違いですよ!」

木村先生「何をわけのわからんことを 正確な日付はわからんが
     永禄二年ってことは間違いないんだ」

      唯;((―――今は三月のはじめ  ・・・ってことはあと十ヶ月以内に・・・))

アシガール6-6



友達2「ね ちょっと あれ唯じゃない?」

友達1「あ ホントだ―――」

見ると 校庭を突っ走って門を出ようとしている唯がいた

友達2「どこ行ってんの? もうすぐ授業始まるのに」

友達1「やっぱ 今日へんだよねーあの子  つかはえ―――――」


アシガール6-7

      唯;((考えてみれば どっちにしても四百年以上前に死んでる人なんだよね・・・

     『 毒じゃ 』

アシガール6-8

      唯;((ついこの前 確かに逢って 話して 触れた・・・))

アシガール6-9

      唯;((・・・って それどころじゃなくて 若君様が もうすぐ死ぬ・・・
      それも戦に敗れて殺される!?

      そんなのダメ! 絶対! いやだァァァァ!!!



家に帰って尊の部屋で・・・

  「次の満月の夜にこの懐剣を使ったらまた行けるんだよね?
     あの戦国時代のこの前の消えた時に?」

  「うん――あと数回は使えるはずだけど
     時間も燃料も予想以上に消費したから 計算し直してるところ・・・
     って まさかっ また行くつもり?」

  「うん」

  「うんって・・・ 何考えてんの? 今回は無事に帰れたのは
     すごいラッキーだったんだよっ! 戦も始まりそうなんでしょ!?
     なのにまた行くっていうの?」

  「行く 今度は自分の意思で 若君様を守るために!!

【第七戦へ続く・・・】
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