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☆YOU2015年7月号 高台家の人々第27章☆

高台家27-1
(ネタバレになります まだ知りたくない方はここでページを閉じて下さいネ)






佳穂 「本当は他人と関わらずに一人でできる仕事をやりたかった」


高台家27-2


     光正;((簡易ベッドが2つと寝袋が2つか
          僕が寝袋を借りるから お前たちベッドに寝ていいよ))

佳穂 「それで 普通に会社に入って経理の仕事をやってた」

     茂子;((え――――っ 私 寝袋がいい))

佳穂 「結局 学校と同じ なるべく他人と関わらず 毎日 ただ 通勤して…」

     和正;((僕も一度寝袋で寝てみたかったんだ))


高台家27-3


佳穂 「話が終わるまで眠らせないからね!!

光正 「わかりました」

     光正;((そうか… この人にとって 本当のことを話せるの初めてのことなんだ))



高台家27-4


わかったからといって 別に好きになったわけじゃないし
彼の方も 私のことは 全く眼中になかった

それが変わったのは 2年以上経ってからで 突然で同時だった




中谷亮「失礼します    あれ? 松田さんは?」

佳穂 「あ 松田さん 体調悪くて早退しました」

中谷亮「 え 」

     中谷亮;(( 嘘だろ? ))

中谷亮「決算の書類を頼んでたんだけど」

     中谷亮;((困る!! 今日中に必要だと言っておいたのにっ・・・!!))

佳穂は ガタッと席を立って 松田さんの机を見に行った

佳穂 「これですね  わかると思います 少し待ってて下さい」

     中谷亮;((助かった!!))

中谷亮「よろしく」

佳穂の後ろで待つ中谷

     中谷亮;(( 綺麗だ ))


高台家27-6


中谷亮「 え? 」

     中谷亮;((考えてたことが バレた!? 馬鹿なっ))

中谷亮「何か?」

佳穂 「・・・あの これでいいですか?」

中谷亮「ああ・・・ はい ありがとう」

鼓動が
頭の中に響いて 自分の鼓動か 彼のものか わからなかった




高台家27-7


佳穂 「 そうだよ!! 私… 他人と深く付き合ったことなくて 慣れてなかったし
    もともと おっちょこちょいだから……」



中谷とのデート中・・・

佳穂 「お腹すいた―――」

中谷亮「何食べたい? 和食 中華 イタリアン・・・」

     中谷亮;((あ 寿司喰いたい でも高いしな――― 
           デートで回転寿司って やっぱり女子はイヤかな))

佳穂 「アハハハ いいよ――― 回転寿司で―― 私もお寿司食べたい」

中谷亮「そう?」

     中谷亮;((―――って え!? 今・・・どうして?))

佳穂 「回転寿司も けっこう おいしい………   …よね?

     佳穂;((しっしまった・・・))


そんな失敗が何回かあって―――
『そんな馬鹿な』と 思いながらも 彼の心の中に少しずつ不安が積もってゆくのがわかった




高台家27-8


中谷亮「斎木さんって・・・ 僕・・・ 名前 言った?」

佳穂 「え・・・」

     中谷亮;((言ってない!! 絶対言ってない!! やっぱり… そうなのか?
            彼女は本当に 人の心が読める!!
            もしかして 今 考えていることも わかってる・・・のか?))


『何言ってんの 斎木さんて 亮が言ったんじゃない』 そう言って笑わなきゃ
でも 言えなかった 彼の疑いは確信に変わってたし
何より 彼が恐怖を感じてたから
 
駅で別れたあと 



中谷亮「気をつけて」

佳穂 「おやすみ」



去ってゆく彼が
一秒でも早く 私から遠ざかりたいと思っていたから






一週間ぐらいして 電話があった



中谷亮「ごめん どうしても君の前に立てない
      何もかもをさらけ出す勇気など 僕には…ない」



その時も 『何のことか全然わからない』と泣けばよかったかもしれない



佳穂「・・・わかった ごめんね」


でも 私には できなかった





佳穂 「それで私は会社をやめてここに来たの もう…丸3年になるわ」

茂子 「その後 一度も会ってないの?」

佳穂 「うん 私に会うのはどうしてもダメ・・・みたい
    ただ 今でも時々 週末の朝 ドアの前に お花やお菓子や本やCDが置いてある」

茂子 「じゃあ彼もまだ おねえさんを好きなんじゃない!
    それなのに…どうしてもダメなのかな
    心を読まれるのは そんなに嫌なのかな」

光正 「嫌に決まってるだろ」

茂子 「でも おじいちゃんとおばあちゃんは?
    おじいちゃんは おばあちゃんがテレパスだと気付いてるけど
    大好きでずっと一緒にいるじゃない」

光正 「そういう人に出会うのは軌跡なんだ」

佳穂 「なんか… 夢のない話 聞かせちゃったね
    ごめんね あなた達の倍以上長く生きてるけど
    『大丈夫 きっと出会えるよ』って言ってあげられなくて ごめん」

     佳穂;(( ごめんね ))





木絵 「この森で迷子になったの?」


高台家27-9


木絵 「よかったねー あ じゃあ 今からその小屋に行く?」

光正 「いや… けっこう遠いし 多分 その人はもういないと思う」

     光正;((と いうか いなければいいと 思う))

木絵 「そのあと 一度も行ってないの?」

光正 「うん・・・」

     光正;((もし あの人が 今もあの小屋にひとりで暮らしてたら…
          それを見るのは少しつらい))


高台家27-10


     光正;((どうして僕だけ言葉を忘れてるんだ・・・))


その時 光正は 何かに気がついて

光正 「木絵 こっちへ」

木絵の手首をつかんで ぐいっとひきよせて木の陰に隠れた

木絵 「 え? 何? 」

光正 「誰か来る」

木絵 「 え? でも どうして隠れるの? 」

光正 「なんとなく・・・」

     光正;((だって あれは… 多分   そうだ絶対 彼だ))


高台家27-12


     中谷亮;((彼女に対して誠実でさえあれば 何も怖れることはないんだ))

木絵 「何だろあの人 こんな場所で スーツに赤い薔薇の花束
    まるで プロポーズに行くみたい」

光正 「・・・うん」

     光正;((彼は決心したのだ なんとまあ))


高台家27-11

【第28章へ続く・・・】

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